無料の自由


おれは散るよ

直ちに

そして振り返らずに

きみは歩いてほしい

「よく破裂したね」

そうだね

白い雲を圧縮させて出来上がったようなものを

きみにあげるよ

妖精が囁く

本物と偽物を見分ける方法を

名前の無い宝石が手当たり次第、転がっていて

それがあまりに無価値でおれは笑っていた


  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る