　ジェネリックすき焼き。

　実際にすき焼きの割り下を使うと最高においしいのだが、わざわざ買うのはもったいない貧乏性なのでそれっぽいものを作る。しょうゆ、みりん、酒の和風黄金トライアングルをさらに砂糖で甘くして、お好みで出汁粉を足す。これでそれらしいものができるはずだ。このなんちゃって割り下でカットした豆腐、肉、ネギなどを煮れば出来上がり。簡単なものだ。なのにほぼすき焼き。おいしい。肉は牛豚どっちでもお好みでどうぞ。自分は豚こまで作ることが多かったけれど、脂が出るのでやっぱりバラ肉を使うのが一番好きだな。

　豆腐をたっぷり使って食べ応えを出せばそれだけで食事がすむくらいである。でも、つまみの時はやっぱり肉が多めだと嬉しい。おかずやつまみにするならよく煮込んで染み染みになったのがいい。２日目のやつなんて最高。味変にちょっと唐辛子（一味・七味はお好みで）を振りかけてもいい。

　余談だがしいたけやえのきなどキノコ類を足すとさらにすき焼き度が増す気がする。そしてキノコからも出汁が出てとてもいい。そこまで材料を揃えたんならもういっそすき焼きにしろよ、という気もしてくるが、肉豆腐のいいところはごちそう感の強いすき焼きより雑に扱えるところである。そこんとこよろしく。