103冊目 蟹玉

 蟹がなければカニカマ使えばいいじゃない。


 カニカマをよくほぐし、溶き卵(卵2個分)と合わせる。この時鶏がらスープの素も小さじ半分くらい加える。ないなら塩でもいいが、量はもっと控えめに。カニカマは練り物コーナーのピシッとしたやつよりも、鮮魚コーナーにあって消費期限の短い、パラパラしたほうがほぐしやすくてよろしい気がする。

 フライパンにごま油を多めに熱する。けっこう強火で。ごま油をそんなに使うのもったいない! という方はサラダ油と半々でもいいよ。カンカンに熱したらカニカマ入りの卵液を一気に注ぎ込む。油を多めにすることでふわふわになるのだ。混ぜながら途中で火を消して余熱で処理し、とろふわに仕上げる。

 これはいったん食器に取りおいて、冷めないうちに手早く餡を作る。

 卵を焼いたフライパンをキッチンペーパーでさっと拭いて、酢、砂糖、醤油、水を入れて煮立てる。合わせ酢を持っている場合はそれと水と醤油少々だけでよいと思う。煮立てているうちに水溶き片栗粉を作っておこう。沸いてきたら火を止めて、その片栗粉でとろみをつける。できた餡を先ほどの卵にかければ完成だ。


 長々とレシピを書いたので難しそうに思えるかもしれないが、意外とささっとできる。カニカマを使えばお財布にも優しいし。おかずにつまみに大活躍の一皿になるだろう。餡掛けなので比較的冷めにくいのもうれしい。


 

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