66皿目 ベーコンエッグ(辛口)

 好きなものと好きなものを組み合わせるとおいしい(カツカレーの法則)。


 ベーコンエッグを作る際、ベーコンに前述のハリッサを塗ってみた。両面塗ると焦げそうかなと思ったので、卵に接する表面だけだ。実際焦げなかった。やったね。

 これがおいしいのおいしくないのってとってもおいしいの。

 「ベーコンエッグ」の項で書いたとおりのお行儀悪い食べ方をしたのだが、すでにベーコンにハリッサの旨味と辛味がついているわけで、わざわざ塩とかスープの素とかかけなくてもおいしく食べられるし、全体をハリッサ独特の香気が包み込んで単なるベーコンエッグではない別の何かに昇華されている。

 ハリッサの味がついたベーコンをとろとろの黄身につけて食べるのも「辛、旨、まろやか」で素晴らしいし、淡白な卵の白身部分に「追いハリッサ」をして辛さにはふはふ言いながら食べるのもいいものだ。

 いろいろ濃ゆいので「毎日食べたい!」とは思わないが、ベーコンエッグを食べすぎた時の味変としては大いにありである。

 そもそも、ベーコンエッグを食べ過ぎるときって普通の人にあるかは疑問だが。

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