第45話 「1・事件だ事件だ猫探し」
桃介の猫探し(家出猫を探せ)ーーー❶
京都から帰った僕に対して、桃介から僕へこんな声かけ、報告があり始まった。
一一一 駅前でビラを配ってたら僕らの噂を聞きましたよ。話を聞いていたら、なんと仕事の依頼でした。(吉田桃介)
「優しい探偵さんがオオツカにいるって聞いたけど、この探偵事務所ですか?」
「はあ。木村さんかなあ。僕かも…。」
「まあまあのいい男なんだってきいたわよ。あなたハンサムよね、あなた?」
「はあ。どうでしょう。どんな系のハンサム?イケメンなんですか?木村さんは濃い顔ですよ。」
「そおお、ソース顔なんて言葉あったわよねえ。最近言わないのかしら。草○さんみたいな人ならいいわあ。」
「いやあ草○さんは、まあまあのいい男ではなく、凄いいい男ですね。」
一一一しかし噂って怖いなあ。3年もやってるとクチコミがあるんだな。(木村玲)
その方から依頼があり、桃介は探偵事務所に招いて話を聞いたということだった。
桃介との面談はこうである。
「うちのチャコちゃんが居なくなっちゃったのよお〜。」
「はい。今日、代表の優しい探偵の木村は、出張してまして。先生より優しいかもしれない助手の吉田です。大変でしたね?」
「あ、それでね、だからね、」
「まあまあ。私は逃げませんからゆっくりお茶でも飲みながら。」
「ゴクゴク(お茶を飲む)
ふぅー。だからね、チャコちゃんが帰って来ないの。もう6日よお。猫ちゃんをね、私は家の中で飼ってるのよ。でもね、外にたまに出ちゃうのよねえ。」
「はあ。」
「だからね、最初から話すわね、チャコちゃんがね、血だらけで帰ってきたのよ。」
「血だらけ?いつ?」
「だからね、逃げ出す前の日よ。」
「ははあ。逃げ出す前にも、外に逃げ出して、そして傷だらけで、帰ってきたわけですね。それは、大変でしたね。病院は行きましたか?」
「そしたらね、うちの子はね、勇ましいのよ〜。」
(行ったのかな?なかなかに噛み合わない。)
「身体の前に傷をつけるって事は、逃げないって証拠らしいのよね。うちの子は勇敢なのよ、猫の喧嘩よね、センセイが言うのよ。」
「そういうものなんですか!面白いですねえ。ハハハハ。」
「ちょっとあなた笑ってる場合じゃないわよ、真面目に聞きなさい。」
「ごめんなさい。てへぺろ。」
「でね、家に帰って、抗生剤をキャットフードに入れたわよ。すぐ食べさせなさいっていうから。」
「飲ませられましたか?」
「消えちゃったのよ。キャットフードを食べさせようとしたら、居ないのよ!」
「なるほど。」
「居なくなっちゃったんですね。それで居なくなり6日目ですか?」
「そうなのねえ〜(困り顔)いつもなら、その日に帰るのに……。」
東雲さんの話は、永遠に終わらなく続いたらしい。
🔶猫探し編 〜家出猫を探せ〜
さあ、はじまり、はじまり!
地味かなあ。あまりプレビュー伸びす。
一見、こんなありふれた日常の中から、ふとした幸せは生まれて来るのである。街の仲間がいよいよ大活躍するのかもしれない。正直は、着地点だけは決まっているが、まださっぱり内容を考えていない作者なのである。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます