　今日は詩的にはじまるのだ。

　無条件の優しさに俺はあまりあったこと

がない

　自分の正しさのための優しさ

　自分の利益につながる優しさ

　自分を理解して欲しいがゆえの優しさ

　見栄の優しさ

　優しく思われたい優しさ

　下心の優しさ

　嘘の優しさ

　だけど、無条件に俺は、優しさを紡ぎたい

　だから痛い時だってある

　見返りはいらない

　正しさもいらない

　だから正しさより優しく在りたい

　確かに、僕ら探偵は金のために働く　

　だけど、理想はある

　こうなりたい思う、理想がある

　なかったらオシマイである。

　僕は彩花のために凛に会いにいくだろう。優しさのため。

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