第10話 美空 真昼視点
「美空 真昼視点」
今日クラスに入り、朝には見かけない人がいました
その人は詳しい髪型は分かりませんがショートの清潔感のある髪型で、一重ですがどこか優しい目をしており、ルックスが整っている人というのが第一印象でした。
雰囲気はなんとも言えないですが、私が目指す親しみがあるがミステリアスな感じの人だったのです。
その人の近くに友達でしょうか?茶色い髪型の少しチャラそうな人、もう1人はとても整った顔で女性受けしそうな顔の人ですが私の苦手なタイプ…陽キャで女を食べちゃうような顔をしてました。
話はそれましたが途中で話し声が聞こえその話が面白くて「ぷ、ぷぷぷ」と笑ってしまったのです。
そのあと私より20センチ以上も大きい人たちがこっちを見て、笑い声が聞こえちゃった、どうしようと小さい体がさらに萎縮して小さくなってしまいました。
そのあとクラスのドアの近くに座ってた金髪の目つきが怖いヤンキーみたいな人が3人に絡んでいきました。唖然としてると茶色の髪の人が落ち込み、陽キャの人が何も言えなくなってました。その様子をクラスの人も見守る感じでした。
最後に彼、彼だけはその2人と違いました。
堂々とした雰囲気で
「あの子は知らない子だが見た目で苦労してる部分もあるだろうに小さい子小さい子て同い年なのに失礼だと思わないのか?ただ見た目から怖がらせたのは悪いと思ってる」
その言葉を聞いてハっと萎縮が解けました。
この人は褒めるべきところと、褒めてはいけないところをわかっている…。
今までこの容姿で周りのみんなが大きくなってオシャレだってするのに私は小さいまま、何をしてもかわいいと馬鹿にされてるように感じて今の自分に全く自信がなくなってました。
いつのまにか大人の女性になりたい、あの道を歩いている大人な女性、その隣で彼氏でしょうか?手を繋いで歩いている……あの人達みたいに絵になるような人になりたいそう願って高校に入った今日。
………………私は人生の師匠を見つけました。
それからアタック?お話をして、知り合いの陽キャさんから連絡先もゲットしました♪
よく空回りしやすいんですが、お話も遮らず話を聞いてくれたのでそこも好印象でした!
はじめての男性の連絡先を手に入れて家に帰り、クラスレイン1年4組に陽キャさんに招待され簡単に挨拶しました。
その後彼の名前を勝手に師匠に変えて何か送ろうとしたんですが、その後お母さんにご飯に呼ばれて、お風呂に入ってかわいいぬいぐるみに囲まれたベットにダイブして……その後疲れもあって21時には夢の世界へと旅立ちました。
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