第9話 高校生活初日の夜

みんなが帰る中職員室に挨拶をしてから入る

入っておくの窓際の席に光秀先生はいた。


「おーきたかとりあえずこっちこい」

言葉通りに近くに向かい先生が座り目の前に立つような形になる。


「宗一さんと俺の父親は古い中でね、色々お前のことを見てほしいと言われている」

「そうですか」 

特に何もいうこともないため平坦な口調でそう返す。

「遅刻のことはまあいい、明日は遅刻しないようにそらと何かあったら言えよ話聞いてあげるから」

あげるからか……心の中でつぶやく、本当に光秀さんは大人だな皮肉にもそう思いながら

「はい、その時はお願いします、それではこれで失礼します」


そのまま職員室を後にした。


あげるから、それは下に見ている側に言うことば同じ目線ではない、教師の立場だからというのもあるかも知れないが、それ以前にそういっちゃんの友人は別に俺の友人ではないことを再確認しながら家に帰った。


「ただいま」

誰もいない家に帰り、自分の殺風景な部屋に入る。

何をするでもない過ごしているとクラスレイン1年4組に新から招待され入り

「よろしくお願いします」 

となんの捻りも変哲もない返事をする。その後も同じような挨拶が続く初日だからみんな挨拶程度だろう。


気づかなかったが昨日遊びに行った凛花さんからもレインが入っていた。

「高校入学おめでとう何かまた集まりあったら早めに連絡よろねー」


「分かりましたその時は1番に連絡します」

と返事を書きスタンプを送る。

ブーブ♪

すぐに返事が来たかと思ったらスタンプのみだった。

凛花さんは友人関係が広く旅行に行って動画を撮ったり、綺麗なものを見つけては写真を載せて投稿する。ものを趣味でやっているらしい。 

ブーブ 

今度は何かとみると別の人からだった。

「みかみかと友達になりますか?」

「よろしくね鉄心くん」とコメントも表示さている。

友達になるを押して

「よろしくお願いします時間さんと送る」

その後突然ごめんね、とか高校生活楽しみだね、明日は遅刻しないでなどレインだとよく喋るななどと思いながら無難におやすみと送り話を切る。

本当に眠くなってきた。その後お風呂に入ったり、洗濯するなどして明日に備えて床についた。

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