第7話 自己紹介
「はい、席について」
あれ?どこかで聞いたことある声だな。
えーと遅刻してきたものもいるから改めて自己紹介から
「木村 光秀だ」
「これから1年お前らの担任をすることになったよろしくな。」
こっちを見ながら挨拶をしてくる。妙にここを宗一さんが進めたり、仲の良かった友人がいることも関係してるのか?それはないか、確か父親は議員とか聞いたことあるけど…考えても仕方ない、遅刻の理由も知ってるのか少し笑ってる。
はぁーなんだかなぁー
「あーと遅刻した奴がいるな、後で職員こいよ」
「早速だが自己紹介、出身中学でも、抱負でも、好きなことでもなんでもいい、ちょうど遅刻した奴が1番後ろだから遅刻した山崎鉄心君から」
はぁ明智さん名前を裏切らない行為だ、これはパワハラではとは思うがクラスの人は笑っていて掴みはいいのか?そもそも掴みとは?考えてもわからないため自己紹介する。
「山崎鉄心です、出身中学は青空中えーと好きなことは寝ることと散歩、抱負は遅刻しないよう、起こしてもらえる素敵な友達を作るです。早起きの人一年間よろしくお願いします」
冗談でそれとなく挨拶したが、数人笑っているのでまぁいいかな。
それからも知ってる声がちらほら聞こえる。
「三森 翔太です、青空中ですたい、高校デビューしようと髪を染めたら友達からうんこと言われました三森 翔太です。絡まれたヤンキーからも坊主の方がいいと言われました三森 翔太です。豊富なお胸が好きです三森 翔太です」
昔の芸人風に挨拶しつつ、下品を取り入れている。なんだか翔太らしく笑ってしまった。座った後胸の形を作りながら親指立ててるので、優しい目で見つめてスルーしてあげた。
「あー白石 新です、出身は青空中、あらたて親しい人から呼ばれてます。抱負とかはないですけど、このクラスでみんなと仲良くできたら嬉しいです。よろしくお願いします」
きゃーと声が聞こえ一部盛り上がっている様子、新は相変わらずモテるらしい。
「えーとえーとわたしですか!?美空 真昼です!中学は西宮中!好きなことはスイーツ巡りじゃなかった、ブランド巡りとお昼寝じゃなくてええと抱負はみりょ…あ噛んだ、は、はは皆さんよろしくですー!」
魅力的なお姉さんとか言おうとしたのか?こんがらがって噛んでいるけど小さいが頑張って挨拶しているみたいで微笑ましい。
「あー早乙女 エリカ 中学は南中、よろしく」
よろしくが夜露死苦に見えるくらいの覇気を纏ってる……ノーコメントで。
「私は時間 美歌です 出身は門崎女子中です、好きなことは洋楽を聞くこと、抱負はみんなと仲良くなれるよう挨拶をしっかりするですみなさんよろしくお願いします」
新とは違い男性からの拍手やヒューヒューなどの声が聞こえる。こういうのがファンクラブとかできる人、一般人と芸能人の違いかというくらいの差を感じるくらい熱が違う。きっと朝話したのも挨拶程度のことなんだろうなと考えていた。
そのあと委員を決めたりなんだりし、俺は図書委員に、あらたはクラス委員、翔太は交通指導員名前がかっこいいとか言っており、なんと特別にクオカードが貰えると食いついていたがあれは誰もやりたくなく朝に1番にきて旗を振るめんどくさい仕事だと知ったらどうなるんだろう?
女子組は聞いておらず不明、委員会は男女1人ずつペア制のため、図書委員のペアの人には迷惑をかけないようにしよう。
そんなこんなで説明など受け放課後となった。
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