第5話 〔歌〕ヲ歌イマス
「いちごちゃん!
危ないから帰ってきて!!」
〔戦闘用〕ではないと言っていたが、やはりロボット。力は人間よりもあるらしい。成長しすぎて太い
(わたしのせいだ!
『めからビームをだして!』といったから
いちごちゃん、いっちゃった!!
いちごちゃんが こわれたら どうしよう!?)
「
コラ! お前まで行くんじゃない!!」
父、〔
「くそっ!
庭や駐車場まで、野菜が
「アナタハ
タダノ〔ゾウサン〕デハ ナサソウデス」
まず、〔いちごちゃん〕は、植物の成長をうながす能力を持ったゾウに質問してみた。
『
人ハ、我ヲ【悪魔】トモ、〘
「ソウデスカ。
デハ、モトイタ世界へ帰ッテクダサイ。
〔マスター〕ガ、怖ガッテイマス」
『ダメ。
オ腹イッパイニ ナラナイト 帰ラナイ。
オ腹イッパイニナッタラ、アノ魔法陣デ、帰ル』
そう言って【ベヒモス】は、そこから少し遠くにあるアイドルを
どうやら、あの舞台に【ベヒモス】がもといた世界に帰るための魔法陣があるらしい。
〔いちごちゃん〕は、
2つの
〔いちごちゃん〕はそこに、焼け
ライトの真ん中に魔法陣があるので、照明が
「コレヲ【ベヒモス】の近くに
〔いちごちゃん〕はステージの
そして、耳の後ろをパカッと
『博士ガ 作ッテクレタ プログラム。
歌ヲ歌ッテイル間ハ、自由ニ照明ヲ動カセルシ、体モ軽クナル。キットデキル』
歌う曲は何でも良い。アイドルが歌う予定だったものを適当に選ぼうとしたら、1つの曲が目に止まった。
[ツンデレ☆ラブビーム]
それは〔ビーム〕という言葉がついている歌……。
「……目カラ〔ビーム〕ヲ出セレバ、〔キラリ・マスター〕ガ、キット笑顔ニナル……」
20:21
山の中の、
10万人ライブのために設置された特設ステージにライトが
【ベヒモス】に
♪チャラリラリンリン リラリラ ララ〜♪
(ハ! ダメデス!!
平面ガアリマセン!
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