第4話 〔バケモノ〕ガ現レマシタ
「へっへっへ。
酒の
寝る前の酒はやめられんのぅ〜」
20:00過ぎ
その時、
「ドッカーン!!!!」
家の壁が
“
「何じゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁあ!?
ゾウが! ゾウが、おる!!」
『……
「ゾウがしゃべったぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁあ!」
【ベヒモス】は『パオ~ン』と
スルメを
だが、すぐに食べ終わってしまい、力なく
『……
そういって、台所の方へと向かった。
ドスンドスンと歩いていく【ベヒモス】。
「ひぃぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!
そこに、家族全員が奥にあるそれぞれの部屋から、かけつけた。
「きゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!」
「ひぃぃぃぃぃ!!」
「うわぁぁぁぁぁん! おじいちゃん!!」
「
かけつけたものの、動けないでいる皆をおいて、ボーカロイドの〔いちごちゃん〕だけが【ベヒモス】の近くへと向かった。
「ピピッ!」
冷蔵庫の中の食材を
「ダメじゃ! いちごちゃん!!
そいつは人間じゃないから、電子音など聞いても
『ウルサイ人間。食事ノ邪魔スルナ』
【ベヒモス】は左手で〔いちごちゃん〕を軽く払った。
すると、〔いちごちゃん〕の体は木造の家の壁をぶち
「うわぁぁぁぁぁん! いちごちゃん!!
目から、目からビームを出してよ!!
負けないでぇ!!!!」
「
“目からビームは出せない”と、いちごちゃんは言ってただろ?!」
「だってぇぇぇぇぇ!
このままじゃ、いちごちゃんも家も壊されちゃうよぉぉぉぉぉぉ!
うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁん!!」
泣きわめく
【ベヒモス】は、ほどなくして冷蔵庫の中身を
『……
キョロキョロと家の中を
ドスドスドスドス!!
『食ベ物!! 食べ物!!』
ドスドスドスドス!!!!
【ベヒモス】が大地を
もうすぐ収穫予定の
そんな感じで
「なんという
「稲や野菜や果物が、よく成長するのは良いことだけど……」
「……これは、もう人の住む世界じゃないぞ」
「歩く道もないわね」
「うわぁぁぁぁぁん! こわいよう!!」
さっきからずっと聞こえる
【ベヒモス】に吹き飛ばされ、地面に
――お前は、人を笑顔にするために作られるんじゃ。お前はワシの
遠くに聞こえる、
「……エガオ」
〔いちごちゃん〕は成長しすぎたトマトをかき分け、立ち上がった。
〔いちごちゃん〕はトマトをかき分け、【ベヒモス】の方へと向かった。
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