第23話 ラーメンと!占い師の夫!マダムブルー‼

 「プルルルルル!プルルルルル!ハィ!ブルーッ!」


「青おっさん!俺だ!公平!」


「分かるよ!朝からデカイ声出すなよ!

こっちはさっき寝た所だ!」と言いながらドアを開け取手にぶら下がった朝刊を取った。


「また2人預かって欲しい!」


「公ちゃん!こないだのビザが切れたピーナはやめてくれよ。

暫く警察に目を付けられたんだから!」


「それは悪かったなぁ〜!今度は娘達だから!2〜3日で片がつく!」


「どうせ来るんでしょ!公ちゃん!」と言うとドアが開き


「カランカラン!青おっさん! 待ってた!」


「早え〜よ!早過ぎ!また昼過ぎに来てくれよ!…あぁ!桃ちゃん!」


「いつも、すいません。」


「おはようございます。」とキミカが言うと


「おは ・・・よう・・!」とビックリした顔で「公ちゃん!この娘が香織さんの子か?」


「そうだ!」


「写真と…瓜二つってこの事だな!」と写真を出した。


そこには家族3人で八ヶ岳に行った時の写真が置かれていた。


「こっちが洋平、息子だ!」


「どうも!」


「京は来た事あったよな!」


「ああ!龍二達と!腹減った!」


「そうか!お前だけ朝、サンドイッチ食べてなかっよな!」


「これ、良かったら・・・どうぞ!」とキミカがカバンから包みを取り出した。


開けて見ると今朝のサンドイッチが包んであった。


公平は割り込む様に間に入り

「俺の方がタマゴが多かった!」と張り合って言った。


京が「ありがとう!」と受け取るとキミカは頬を赤らめはにかんだ!


「チェッ!まあいいや、青おっさん!

香織の行方は?何か分かった?」


「あれから池袋周辺は一切情報はない!

ただ新宿周辺を当たっていた時、今井さんもよく知っている情報屋から変な噂を聞いて丁度昨日行って来た!」


「新宿ゥ…?」


「まあ、聞いてよ…!

最近また流行って来ている様なんだけど

「占いの館」とか言って幾つも店舗が入っている。

その中の一つに「ポップ☆ティーン」て言う十代しか!しかも女子だけしか占わないとこがある。

そこにいる女性が香織さんじゃないかって!でも最近は周りの娘達に聞いた話じゃ、人が入れ替わっているって言うんだ!

最初はまだ若い20代半ばの人で恋愛占いで凄い的中率だと人気になっていた。

それが1ヶ月を過ぎる頃から40過ぎの目ジリにシワが目立つ女性に変わってから行かなくなったって!」


「それどこだ!青おっさん!それが香織だ!」


「お母さん!」とキミカが振り向いた。


ドアを開け、掛かっている看板の閉店に「本日は」を黒マジックで書き加え町野は話し始めた。


「青おさんは少し眠ってくれ!」


「公ちゃん!いいよ。大丈夫だから!」


「ダメだ!この後、青おっさんにも大事な仕事を頼む。だから休んでくれ!」


「分かったよ!」


「その間ピーとキミカは電話番だ!」


「どうして!私もお母さんの所へ連れて行って!」


「ダメだ!足手まといになる!

罠かもしれないんだ。だから連れて行けない!だから3人でまて!」

と言うと京が立ち上がった。


「先生!行きますか!」


「京!お前はここでもしもの時は、2人を守ってくれ!いいな!」


「エッ!う…うん。」


洋平を見て「大丈夫か!行けるか!」


「ああ!OK!」


「ピー!例のヤツやってくれ!」


「青田のおじさん!いつものヤツ貸してくれる。」と裏に何かを取りに行った。


不安そうな顔付きで洋平は首を傾げた!


箱を持って桃子が現れ、髪の毛をかき上げ洋平の正面に座った。


顔を近づけ、おデコに右手を当て長めの前髪を上げた。


「何すんだよ!」と言うのを無視して…


「じっとしてて、痛くしないから!」と悩ましい言い方で今度は左手で耳を触り髪を指で挟み後ろに流した。


見ていた京もツバを飲み込んだ。


「キミカ!手伝って!」桃子に近付くと

「箱の中に髪留めがあるの!面倒だからヘヤーバンド取ってくれる!」


「桃ネエ!ほんと何するの!」


「目をつぶってれば終わるから!我慢しなさい!」と優しく話し…


「まずは眉毛から!動くと切れるよ!」キミカがクスッ!と笑った!


「もう少し髭も剃ったほうがいいかな!」


「いいよ、ピー!マスクをさせるから目元まででいいぞ!

それより制服見てくれ、キミカ!」


「は、はい!分かりました。」と裏のクロークへ行き、2種類を選んで来た!…


「どれもサイズが大きくて!ウエストは詰められますけど!どっちがいいですか?」


と言うと「キミカ!洋平が着るからどっちでもいいよ!」と桃子に強めに言われヘコむところを「紺色の方がいいな!」と公平が口を挟んだ!


イラ付く桃子を京がなだめた!


「ここまで来たら桃姉!俺髭剃って来る!」


とシッカリと深剃りして再度臨んだ。


三つ編みのカツラを被り、前髪を下げて…


「洋平!なかなか可愛いよ!」と京に冷やかされ、青田と確認をし終えた町野も吹き出しそうなところを抑えて


「じゃあ、ぷっ!ウッウッゴホン!行くか!」と店を出た!


周囲を警戒しながらJRの赤羽から快速で新宿を目指した。


人通りの多い駅周辺を抜けると目立たぬ様に路地裏を通り新宿通りを外苑方向へ歩き新宿3丁目交差点を過ぎた右側に香織がいる占いの館があった。


「いいか、洋平!慌てず小声で話せ!

ハッキリと話すとバレるからな!

そして、相手が香織だと分かったらこれを渡せ。」と写真と髪飾りを渡した。


「分かったよ!この写真は唯一3人で撮ったものだったよね!

だけど、俺は母さんを知らない!

何処で見分ければいいんだよ!」


「1つが右目の下に涙ボクロがある。

正面に向かい合ったら左側だ!

もう1つは左効きだから何かを書く時は左手を使うだろう。

年齢は今は俺と同じ42歳、目ジワが少し出ていても不思議ではない!

後はこの写真の顔をよく覚えるんだ!」


「美人だね!」


「ああ!」


2人はエレベーターに乗り3階で降りた。


そのフロアーには5つの部屋があり、1番右目の階段前に大きく「占いの館」電球で輝いた看板があった。


ドアを開けると中は薄暗く部屋ごとに病院の受付の様に長椅子が置かれ順番を待っている人と誰も居ない所もある。


制服の女の子が2人座っている場所がある。


「ポップ☆ティーン」とあった。


そこに洋平を座らせ、町野は1つ先にある「BAR魔の巣・喪黒福郎の店」の前の長椅子に座った。


昔懐かしい「笑うセールスマン」のまるパクリだ!


例の如く黒尽くめの太った帽子を被った男が描かれている前で見守っていた。


奥には事務所が有って、時たま扉が開きガラの悪そうなガラシャツの男が覗きこんでいた!


相談料10分1,000円とあり、初回のみ20分1,000円と書いてある。


金を渡して無かった事を思い出し洋平にお金を渡そうと財布を開けると5,000円札と1,000円札が3枚しか無かった。


5,000円札を出そうとしたが、やめて3,000円を渡した。


暫く待つと思い、外に出た。


するとエレベーターが開きオカモチを持ったお兄さんが出て来た。


前を通り過ぎて考えた!


「お兄ちゃん!ちょっと!中の事務所へ持って行くんだろ!」と言う声に振り返り、白い布地の帽子先を少し上げて!


「ハイ!そうっすけど何すか?」


「今、中はガタガタしてるから俺が持って行ってやる。いくらだ!」


「いや、困ります。店長に怒られます。」


「警察のガサ入れ中だから、今行くと巻き込まれるぞ!いいのか?」


オカモチを置き

「分かりました。じゃあ!3,200円です。」

と言うと5,000円を出し1,800円お釣りを受取り

「オカモチは30分したら器と一緒に表に置いとくから!」


「お兄ちゃん!その帽子も貸しといてくれ!」


オカモチには来々軒と書いてあった。


事務所のドアを叩き

「お待たせしました。来々軒です。」

と待つとさっきの男が顔を出した。


「おせ〜な!いつもの兄ちゃんじゃねえ〜な!」


「すいません!風邪引いて休んでるんで!3,800円です。」


中に入りオカモチの蓋を上げギョウザを出そうとすると

「値上げしたのか!ちょっと、まってろ!」


「ここへ置いていいですか!」

と中を見るとソファーに別の2人が座り話している。


防犯カメラはない様だ!何処かの壁に組織の大門がある筈だ!


「おじさん!あんまりジロジロと覗くんじゃねぇよ!

ここが遠藤組直下の島田組と聞いてねぇーのか!」


「知りませんでした。すいません!」


「浩二!何騒いでんだ!」


「兄貴!すいません!」


……表では洋平の番になり中に入ると埋込式のダウンライトが薄っすらとピンク色に周りを照らし直ぐにシルクの様な薄っすらと透き通ったカーテンの先にテーブルと椅子が並んでいた。


「どうぞ!中へお入り下さい!」

と言うと前には赤いレースのマントを頭から被り、口の部分まで赤い薄いショールで隠した女性が水晶玉の前に座って待ち構えていた。


「お座り下さい。ここへは始めてですか?」


「ハイ!始めてです。

友達によく当たる占い師さんがいると聞いて相談に来ました。」

と言われた通りに小声で話し、目の前に座る占い師の顔をよく見ていた。


確かに右目ジリにホクロが1つある。


目と鼻筋部分まで見えるところからは40歳前後と見て間違いなく写真で見た綺麗な女性と確信出来た。


「名前と生年月日と血液型を教えて下さい。」


「はい。2000年10月9日で名前は進藤キミカ。血液型はA型です。」


「学校は?どうしてるの!」


「今は休学中!人を探しているから!

だから、ここへ来て占って貰おうと思って。」


「探し人!…どなたをお探しですか?」


「お母さん。」

暫く黙り込んで、水晶玉を覗き込みながらぶつぶつと語り始めた。


「あなたは小さい頃、弟さんと一緒にお母さんとは生き別れになったのね。

何か危ない物から遠ざける為に知らない人、だけど2人をとても大切にしてくれる子供のいない夫婦を探し、影ながら子供達を15年間も見守って来た。

最近になり子供達の周りにその危険な影が現れ始め、2人をばらばらに離れさせたのでしょう。

そしてあなた達に近い、力の強い人達を引き寄せて安全を確保しようと周りを利用した。

その中で自分の子供達と同じ年頃の若者が薬や事件に引き込んでいる。その中心に身内がいる事に気付いてしまう。…」

と黙り込み、洋平は


「その後どうなったの?」


「…だから相手の懐に入り込み女の子達を説得し親元へ帰し、組織の情報を集め全てを破壊する機会を探っていると水晶玉が教えてくれた!」


洋平はマスクを外し

「母さん!もういいよ!これ以上は1人じゃ無理だよ!危険過ぎる!一緒に逃げよう。」


黙ってしまった香織を見ながら

「外に父さんも居るんだよ!」


しばらく黙り込み

「私は再び甦らされ組織に操られただけの事。あなたのお母様は別にいる!・・・いた!」


「どう言う事だよ!」


「あなた達のお母さんは15年前に2回目の死を受け入れて、新たに産まれ変わったの!」


握り締めてシワのよってしまった家族の写真を渡し…

「これを見てもまだ知らない振りをするの!母さん!」

暫く下を向き写真を見つめていた。


その写真に大粒の涙が落ち始めた。


「・・分かったわ!公平さん…お父さんを呼んで!」

と言われ、立ち上がった。


ドアを開けて小声で「父さん!・・・」

少し声を上げて!

「おっさん!・・・」

イラつきながら最後は大声で「…町野〜!」と最後はフロアーに響き渡る大声で広まった。


「何だ!騒がしいな!町野!どっかで聞いた事があるな!」と振り返りこっちをチラッと見た。


「ラーメン屋!景気はどうだ!」


「おかげさまで何とかやらせて頂いています。」


「いいから、早く行け!」


「失礼しましたぁ〜!」と頭を下げてドアを出た。


「島田か!あのハゲは、まだこんな所でヤクでもさばいてるのか!何れにしても大した奴じゃない!」


表に出ると洋平の姿がない。


「そういや、さっき洋平が呼ぶ声が聞こえた気がする!」


オカモチを置き、帽子をその上に乗せて洋平のいる部屋のドアをノックした。


中から「入って!」と声がした。


中には洋平と赤い薄いショールで顔を隠した女性が座っていた。


町野が近付くとショールを取りながら…

「公平さん!…しばらくです。」


「香織なんだな!あの池袋の居酒屋以来だね。」


「あの時はお母様から逃げる為に急いで姿を消しただけで、あの場所へあなたを呼んだのも茜さんよ!」


「分かってる!いや、最近分かった。

警視庁から俺のところへ依頼が来たのはお前が誘導したんだろ!

キミカ…いや、トモカと洋平を守るには俺が一番適任だと考えて!」


「その通りよ!」


「俺はこう見えても占い師の旦那だからな!」


「分かってる!いや、最近分かった。

そして警視庁から俺のところへ依頼が来たのはお前が誘導したんだろ !

キミカ…いや、トモカと洋平を守るには俺が1番だと考えて!」


「その通りよ!すべてお見通しなのね!」


「俺はこう見えても占い師の旦那だからな!この後、何が起こるんだ!」


「それは、今年の秋に与党内閣は解散し、国政選挙が発表される。

北の国からついに大陸弾道ミサイルが隣の同民族の国、韓国と日本とクエートが標的となる可能性が高い。」


「どう言う事だ!

北の国からミサイルが飛んで来る事と今回の事件とは関係はない筈だ!」


「すべては米国のシナリオ通りに進んでいて、アジアの国々に防衛力を上げさせ、自国の武器外交を進めた。」


「なんだそれ!」


「それで裏では北に核開発を進めさせ経済制裁と言う名の元で各国と物資供給をストップさせた。

近隣諸国へも脅威と言う悪役に偽装させ、北が苦しめられ暴発するのを待っている。

その際、北の国の最高責任者と亡命先を米国にする為の当然、交換条件を出している。」


「そんな事が許されるものか!」


「各国と米国の間で行われて来た悪事の証拠隠滅!

そこへ向けたミサイル攻撃を各国のTOPは了承している。

ここまでの情報を入手した。」


「ここからも長くなるけど最後まで聞ける!」


「ああ!」


「韓国へのミサイル着弾先は分からないけど!日本へは首都圏や原発への着弾は避けるはず。

20年間、表向きはメキシコ大使館が薬物の密輸に関わっていた。

これもあの国の資金源に回っていた。

山梨県にも多くの北の労働者が潜り込んでいた。

前田家が関わっている薬物の生産工場にも30名程がいて、グループ全体では500人を超える労働者が溢れている。

この地域は総理の関わる大学誘致問題や薬物密売また不法労働者など現政権の足元を揺るがす場所と考えれば証拠隠滅するべき場所という事になります。」


「クウェートはどうして狙われるんだ!」


「北の国としては外貨獲得の重要な手段として、10万人の労働者を海外に送り出している。

その賃金が北の核ミサイル開発の資金となっていると見て、米国は厳しく批判していた。国連理事会の対北制裁などの圧力を受け、オマーンなどが北の労働者受け入れを取りやめ、受け入れを続ける中国やロシア以外にクウェートもその一つ。

米の中東専門家は北とクウェートとの関係は、国際社会の制裁の下でも変わりなく、ペルシャ湾岸の産油国の中で北が大使館を置いている数少ない国のひとつ。

多くの外国人労働者を受け入れていて人口の7割が外国人、その中には約3000人の北の労働者も含まれている。

クウェートは、北の労働者の受け入れを巡り国際社会からの圧力を受けているが依然として受け入れを続けている。

この地域で労働者を働かせる事は、北にとっても都合がいい。

賃金の高さはもちろん労働者の存在を外部から隠しやすいからだ。

クウェートでは、5月から9月までの平均最高気温が40度を超える。最も暑い8月には46.9度に達する。

昼間に働く事が出来ない為、工事は主に夜に行われ、夜の闇は彼らの存在を隠し、韓国人と交わる事を防いでくれる。

労働者派遣の見返りとして、クウェート投資庁傘下のアラブ経済開発クウェート基金(KFAED)は2005年から10年間、平壌の浄水場の改修、ポンプ場の増設など北のインフラ整備に投資している。

クウェートは米国を含む国際社会から、北の労働者の受け入れ停止を含めた圧力を受けている。

米新政権の誕生により「北を切れ」との圧力はさらに強まっている。

しかし、クウェートのいずれの情報筋も、政府は北の大使館を閉鎖するなどの措置は取らないだろうと見ている。

米国にとってもクエートは命令を無視する国、北のバックアップをする反逆国家と見ている。」


「だから標的とされる訳か!

でもおかしいな!米国にとって邪魔な存在を北のミサイルが狙うのって変だよね!」

と洋平が言うと


「もう既に北は米国に支配されていると言う事か!ちょっと待て!あの時、シャドー達がいた道場にも密告者がいたんだ!J・Q・Kはジャック、クイーン、キングではなくジャパン、クエート、コーリャンを意味していた!あとはジョーカーが何かだ!」


「今話した仮説を確実にして行く情報を集める為、まだしばらく潜入を続けなければならない!だからこの先は遠藤組を通じて浜田物産に入り込み、マスコミを使い仕掛けをする。」


「この場所はどうなる!」


「考えてなかった!何か案があるの?」


「この名前のままここを継続させられないかな!

香織の紹介で!一時的な代わりにと言う事で!女子高生・女子中学生達に噂を流して

①つ目は山梨の西湖にまつわる人魚伝説を広め、その姿を見る事が出来れば1年以内に恋愛の相手への想いが叶う。

②つ目はこの西湖周辺にミサイルを着弾させる陰謀が進められている。

あとは勝手にSNSが世界中に拡散してくれる。だから香織は姿を変えて別の情報を集められる。」


「誰がそんな事、出来るの?」


「2丁目に顔が効く

【マダムブルーのガールズカウンセリング!】の準備が出来ている!」


洋平は吹き出しそうになるのを堪えていた。

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