ご無沙汰してます。
この作品を読んでしばらく考え込んでしまいました。
この作品て、完全実話でしょうか? 怪談と言うより実話としての恐怖で一杯でした。
「今の時代、こう言う孤独死の話ってよく聞くよね~~‼」と言った感じでリアルな恐怖が満載でした。 私もあと数年もすれば還暦になるので、自分の葬式は自分で出せないのでどうやって始末を付けようかとたまに考えてしまいますね。 自然に朽ち果てて行ければ良いんですがね、人生はそう都合よく出来てはいないのでつくづく考えてしまいました。
作者からの返信
ご無沙汰しています。返信が遅れてしまってすみません!
感想ありがとうございます。この話は創作ですが、自分の身近で最近あった出来事を元にしているので、一割くらいは実話と言えるでしょうか。
自分は来年で五十になります。もう「老いと死」を正面から見据えなければいけない年齢ですね。
自分も家族はいない独り身なので、同じく自身の始末をどう着けようかと考えてしまいますね。
単に個人的な問題としてだけでなく、特に団塊ジュニアや氷河期世代と呼ばれる人たちの孤独死は、これから大きな社会問題として取り上げられて行くんじゃないかと思います。
未練、というほど明確になっていない、いろいろな状況に対するやりきれない思いが、安治さんを幽霊にしてしまったのでしょうか。出現しても何もしないというところが、安治さん自身にもどうして良いかわからないのかもしれませんね。
人物背景の描写が緻密で、幽霊の存在感をよりリアルに感じます。
果たして安治さんは成仏したのか…しかし跡地に買い手がつかないというのは、まだ何か霊的なものが残っているのでしょうか。もしそうだとしたら、安治さんはもう成仏するチャンスを失ってしまったのかもしれません。悲しい事ですが。
作者からの返信
感想ありがとうございます!
孤独の悲哀を胸に抱えつつ誰にも語ることなくたった一人で死んでゆく人が、世の中にはきっと大勢いるのでしょうね。
この話は最近、身近で孤独死した人を念頭に書いたのですが、なんとか成仏していて欲しいと思います。
自分の将来に重ねてしまいました。
保治さん、死後も引き取り先がはっきりしない状況を、秋山さんに相談したかったのでしょうね。霊になっても孤独である辛さ、キツイですね。それでも、生前秋山さんと過ごした時間は、大切なひとときだったと思いますし、最後はお兄さんに引き取ってもらえたので良かったです。
私も、終わり方について考えるようになりました 。本当にひとりになる前に、覚悟と準備をしていかなくちゃ、とか。
実際はどうなるかわかりません。なので、少しでも日々を楽しみたいですね。周囲に迷惑をかけない範囲で(笑)
今回の作品からは、孤独死の背景と霊の彷徨と、両方の怖さを感じました。
作者からの返信
感想ありがとうございます!
実は最近、身近でこういう亡くなり方をした人がいて、その位牌も遺骨も空き家に放置されたままだという話を聞いたのが、この話を書くキッカケです。
自分もとても他人事ではないですね。老いとその先にある死が本当にリアルに迫っているので。
いつまで元気でいられるか分かりませんが、なるべく楽しんで生きようと思っています。
こんにちは!
幽霊の描写が巧みすぎて終始ぞくぞくと鳥肌が立ちっぱなしでしたが、読後は物悲しい思いがぽかりと胸に去来しました……。
保治さんの人生に思いを馳せずにはいられませんでした。
とてもリアルな話をありがとうございます。
作者からの返信
こんにちは。読んでいただきありがとうございます!
怪談話の裏には人の死や悲劇が確実にあるので、そういう部分にも思いを馳せながら書いた覚えがあります。
リアルと言っていただけて嬉しいです!