「届いた」2021年9月13日朝

寝ぼけまなこでパソコンを立ち上げラインを見てみると、松井から返信が来ていた。


『少し見ました。

1つだけ言うなら逃亡はしてません。

弁護士依頼するのでそこで窓口になってもらいます。』


これを見て目が覚めた。


逃亡してません。、、、逃亡以外の何かをしていることかな?

逃げてるなら、こんな書き方をしない。


弁護士依頼するのでそこで窓口に。、、、俺の小説が松井の背中を押したのだろうか?

もうしてるなら、しましたって過去形だけど、この書き方はこれからするって決心がついたってことかな、、、そうだといいな。


弁護士を通してライフサポート社と戦うのかな?たぶんそうだと、思う。

伝わったって思っていいのかな?賭けは成功したって、思っていいのかな?


しかも、俺の意図を読み取って松井は直接的なことは言ってない。


「そうですか」

「世の中って凄いですね、今回はいい勉強になりました」


これだけ言って、ラインを閉じた。

会う場所が違えば、関係性は違っただろうか?


俺は松井を兄のように慕っていた。

親戚で同世代の男がいないのと、実父も親の彼氏もクソだったことも関係してるのかな、、、仕事場の同僚はどうしても仕事の関係がついてくるから、親しい関係にはなりにくい。


松井と協力して、母さんの彼氏を撃退した時は楽しかったです。

ありがとうございました。

この御恩は忘れません。

お金は盗られたけど、恨めれません。

何年後でもいいので、また御馳走作りますので食べていってください。


ま、、、会うことはないですが、もし会ったら全力で1発殴らせてください。

それでいいです。それだけでなんか許せそうな気がします。


俺はこれからもしぶとく生きていきます。ではまたです。

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