高校最後の夏、好きだった幼馴染が妊娠した。

あとがき

本作を読んで頂きありがとうございました。

本作は、夕飯を買いにコンビニへ向けて歩いているとき、ミスチルのしるしを聞いていてふと思いついた作品です。想い人の若年妊娠が発覚し、寝取られ感出しつつ後悔させつつ、相手が自分やったと知ればおもろいやろな、と。

件の曲のタイアップドラマでは14歳が妊婦として描かれたが、さすがにそれはまずいなあと思い、一応結婚出来る18歳にして早速書き始めたわけだが……思えば若年妊娠物って妊婦側にスポット当てられることが多いから、夫側にスポット当たるのは珍しいよなー、と後々になって思った。本当にそうかは知見がないから知らない。

小説家になろうさんで本作は最初に公開したのだが、この頃の私は目惹かれる話にするため、タイトルを奇抜にし一話でオチをつけることに命を捧げていた。思惑通り、本作はタイトル、一話の展開はこれまで自分で書いてきたどの話よりインパクト大やった。そこは良かった。とても良かった。

ただ、一話の展開故、本作は主人公の精神的成長に終始し、かつ命を扱うがために終盤の展開は半分出来レース感があった気がする。

そこを反省、フィードバックした作品が先日ジャンル別週間一位を頂いた『成人式の日、幼馴染が婚約したことを知る。』だったりする。よく読むと、一話の構図、その後の主人公の精神的成長の展開はとてもよく似ている。まだ読んでない人がいたら是非読んでね（ダイマ）。

色々と書きましたが、私は人が成長していくような話は大好物です。恋愛はよくわからんが、人が変わりたいと突き動かされる気持ちは理解出来るから。

そういう話には必ずうじうじパートが存在するわけだが、その辺を好んで読む、という人はあまりいない。

でも成長させることに説得力を生む意味でも必要過程なので、そういう作品もっと流行れ！私も活動しやすくなるから！

まあ本作みたいに30話うじうじさせるのはどうかと思うけどね！！！

以上、長い期間のお付き合い、本当にありがとうございました。