第1話 手紙

今日はお掃除をします。

人型の私は、服を着ているから洗わなければいけません。

お洗濯は、緊張します。長い時間水に濡れてしまったら、壊れてしまうから。

治してくれる先生もいませんから、慎重に。

でも、慣れてしまったから、すぐに終わります。あとは、乾くのを待つだけ。

この間に、家の中のお掃除です。

ほうきでゴミを集めます。毎日してるから、少ししか、集まりません。


だから、今日は先生の作業部屋をきれいにすることにします。作業部屋はとても汚いけど、先生に掃除はダメだと言われていたので、今までお掃除しませんでした。でも、今日は約束をやぶります。


ドアを開けると、たくさんのもので溢れかえっていて、これ以上進めません。

やっぱり、お掃除することにして正解です。

物をかきわけながら、進むと、

みつけました、先生の机。

私はここでつくられました。なつかしいです。

ここの部屋に入るのも久々です。先生がいたときいらいでしょうか?

だから、先生の机に手紙が置いてあるのも覚えがありません。

なんなんでしょうか?

手紙を持ち上げてみると、裏には「ルーへ」と書いてあります!







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