(三)-2
そうしていつも通り、織原金属の敷地の前に車を停めて、白沢と入野が車を降りた時だった。
坂の下の方から一台のセダンが猛スピードでやってきて、覆面パトカーの後部に衝突して停車した。
運転席から坊主頭で眉間にしわを寄せたアロハシャツの若い男性が降りてきた。
若い男性は「待てやコラー!」と大声を張り上げて、右手に持っていた銀色の拳銃を白沢たちの方へ向け、一発、二発と発砲した。
白沢は、発砲事件の犯人はコイツだと直感した。
(続く)
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます