第53話
このままだと、最初よりメンバーが増え過ぎじゃない?
大丈夫かな?
何とか、クーエとかは大丈夫だよな?
まさか、トーマスとかヤマトまで来ないよな?
次に来たのは!
「主しゃま」
「ミーパ。入っていいよ」
「私は、役立たずでしゅ。でも、私のスキル透明化と。魔法。それにスキル絆がありましゅ!連れて行って下さい」
ミーパは、床に頭が付くじゃないか?
と、思う程のお辞儀をした。
「ミーパ。俺は信用してるし、信頼してる。でも、未来がある!まだまだ、成長できるし。この先のミーパが、どうなっていくのか楽しみでもある。戦争に連れて行くつもりはない。諦めてほしい」
「でも、でもでしゅ。お願いします。連れて行って下しゃい!御主人様のそばに、いたいでしゅ」
心が、揺れる。
俺の癒やし、ミーパ。
連れて行きたい!
一緒にいたい。
でも、ここは!
心を、鬼にして言わなければ!
「駄目だ!ここを、守ってくれ」
「なら、奴隷開放して下しゃい!いつでも良いって、行ったでしゅ!」
「戦争から、帰ってきたら。開放するよ。もし、死んでしまっても。開放されるから。それまで待っててね」
「…いやでしゅ」
消え入りそうな声で、ミーパは言うが。
俺の考えが、変わらない事に。
部屋を出て行った。
こう言う時。
本当に、胸に何か刺さった気がする。
気のせいなのだろうが、きつい。。。
暫らくして、シーリャルとハートも来たが。
断る事が出来た。
ただ、ミーパと同じで開放して欲しい。
そう言うので、帰ってきたらと伝えると。
なら、強制力を弱めて欲しいと言われた。
何でも、この領地を守るのではなく。
自由に、行動出来るようにして欲しい。
そう言うが、戦争に来る目的だろうと思い。
断ろうとするが、冒険者として。
俺以外に、恩返ししたい人がいて。
行動制限が付くと、目的を果たせないというので。
仕方なく、許可した。
それにつられて、ミーパも。
来ないで欲しい。
でも、行動制限がついてないから来る可能性はある。
なので、王都とカムイ王国には入れない。
そう、再契約した。
戻れば、開放するので許して欲しい。
それなら、最初から一緒に…
わからない。
そんな事を、考えていると。
ニーナが来た。
「主様。此度の戦。共に参ります」
「ごめんね。ニーナは、連れて行こうと思う。でも、自分の、命を優先する事!それだけは、守ってね」
「御意」
これで全員かな?
ヤマトやトーマス。
それにクーエが、来なくて良かった。
纏めると、サリーと、ニーナと、新たな奴隷7人。
俺を入れて、10人か。
回復能力を、買われてるなら。
後方支援とかだと良いな。
夕食の、時間に食堂に行くと。
奴隷商が来ていて、再契約をミーパ、ハート、シーリャルの3人それと、新たな奴隷7人にした。
すると、では。
と言って、ミーパ、ハート、シーリャルは、出て行ってしまった。
愛想をつかしたのかも、しれない?
ハートは、村に向かい。
シーリャルは、イト領の冒険者組合。
ミーパは、何も言わず行ってしまった。
食事は、静かに進んだ。
リリ姫は、何か言いたそうにしていたが。
話せずにいた。
食後、新たな7人を呼び。
自己紹介して貰う。
バルサ
竜族の悪魔
レベル 240
HP7,200 MP4,800
スキル
火炎を吐く
中級魔法
飛行
身体強化
剣技
超速
指導者
ザハル
グリフォン族の悪魔
レベル 205
HP6,150 MP4,200
スキル
叫ぶ
風魔法
飛行
身体強化
ヒッカキ
羽ばたき
加速
ナージ
シマウマの獣種族
レベル 92
HP1,840 MP920
スキル
疾風
ミラージュ
身体強化
初級魔法
体当たり
メル
猫の獣種族
レベル68
HP680 MP680
スキル
俊足
じゃれつき
ひっかき
ジャンプ
隠密
爪飛ばし
ヤース
サイの獣種族
レベル 87
HP1,740 MP870
突進
頑丈
初級魔法
身体強化
重力魔法
タルフ
テナガザルの獣種族
レベル55
HP550 MP1,100
遠目
投擲
初級魔法
隠密
ララス
パンダの獣種族
レベル 83
HP1,660 MP830
スキル
食い意地
投擲
初級魔法
身体強化
剣技
え?
どゆこと?
こんな優秀な人達が、白金貨500枚もしないの?
サリーは、どうやってこんだけ強い人達を集めたの?
皆に、挑まれたら。
俺勝てねんじゃね?
悪魔もう一人いるし!
グリフォンて、神話に出てくるあの?
でも、見た目普通だよ!
なんで?
人化のスキルはないし。
グリフォンて魔物が進化すると、人になるの(笑)
意味わからん(笑)
「あの~。皆さんお強いようですが、俺の奴隷でいいの?」
「助けられたのですから、当然です」
「恩返ししたいのです」
「私は、個人的に主が好きになりましたにゃ」
色々言われたけど、1つ気になる事がある。
今、にゃ?ていった?
にゃだよ!
今までにないタイプ?(笑)
また、濃ゆい人達が奴隷になった気がするけど。
今回は、俺じゃなく。
サリーが、決めた事だし。
まっいっか?
いいのか?
「取り敢えず、明日から王都に向け出発し。戦争に、参加するけど。得意な戦闘は?」
「私は、剣技を主に使用していて。魔法は、使えますが基本。使っておりません。飛行については、団体戦等では。よく使っています」
「私は、基本飛行からの攻撃ですね。歩くより、飛んでいたほうが楽なので」
「私はミラージュで、姿を見づらくして攻撃ですね。足に自身があります」
「私は、隠密が得意です。戦闘は、苦手なのですみませんにゃ。でも、主の為に何でもしますにゃ」
「俺は、突進して突き飛ばす。重力魔法が得意だ。」
「オラは、隠密で隠れて魔法攻撃」
「わたしは、剣技を使いますが。食い意地で、何でも食べる事が出来ます」
バルサ、ザハル、ナージ、メル、ヤース、タルフ、ララスの順番に答えてくれた。
「皆出来るだけ、命大事に作戦で行こうと思うから。無理しないで下さい。あと、王都に行って偉い人とかに会うけど逆らったりしないで!辛いと思うけど、ごめんね」
「捨てられた私が、裏切られた私が。大恩ある主の、期待を裏切らないと誓います」
「そう言う事じゃないんだけどな(笑)バルサ、この7人のまとめ役は君に任せる。誰も死なせずに、帰ってこよう!」
コアなメンツに、不安になるが。
このメンバーを信じて、頑張らないと。
第1王子、第2王子。
それに、貴族の対応もしなくちゃだろうし。
政治的駆け引きなんて、ドラマの中の話。
不安しかない。
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