第2話 創造建築物【ダンジョン】
突如として生成された謎の創造建築物【ダンジョン】
そこには通称シェールと呼ばれる希少価値の高い鉱物が山ほど発見された。そんなことだからシェールを求めて人が集まってくるってわけ。
だが・世の中そんなに甘くはない。金目の話には必ず裏があるように、ダンジョンにも危険性が潜んでいた。それが確認されたのはつい最近のことだ。
ある日、大量のシェールを求めてダンジョンに潜った大型ギルド『フォックス』のメンバー30人余りがダンジョンから帰ってこないとの報告がギルド管理施設に送られた。管理施設はすぐに100人もの捜査隊を動員したが……。
地下11階層、見つかったのは骨の髄までしゃぶり尽くされた亡骸約30名分だけであった。現場付近の聞き込みや状況判断から人の手によるものではないと断定された。そこで骨に刻まれた歯痕や血の飛び交うような戦闘の痕から新種の生命体によるものではないかという結論に至った。
後にこの謎の生命体は『モンスター』と呼ばれるようになった。
ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー
「はぁ...。はぁ...。なんとか間に合ったな。」
息を荒くしながらも、予定の時間に辿り着けた。「終わりよければすべて全て良し。」って言葉があるくらいだ。間に合ったから良いよね。ソール?
とソールの方に目線をずらした俺だったが「あなたの所為でここまで走らされたのよ」と言わんばかりの目線を向けられているのは気のせいだろうか。
「おいおい、お前ら。初日から遅れてくるとか度胸あるよなーwwwww」
嘲笑うようにロザリオ・ハーメルは笑う。こいつとは学院時代からの犬猿の仲で良く言えばライバルだ。
「あんたには関係ないでしょ!ほら、戻って!」
ソールが反論する。
「ふたりともダンジョンでモンスターとやらに食われなきゃいいなwwwww」
ハーメルは振り返り、指定の位置へ戻って行った。
「何よあいつぅぅぅー!!」
最後まで嫌味ったらしいやつだったが、これで『マザコン』ということは内緒にしといてあげよう。
「諸君、よく集まってくれた。早速だが、今回の大型レイドの目的は最近事件が発生した、地下11階層の調査だ。モンスターの存在が確認出来次第今回の目的は達成だ。皆の健闘を祈る。」
こうして、大型レイド総勢約100名の冒険者はダンジョンに足を運んだ。
次回:大型レイド【ブレイブ・ウォーリアーズ】
訂正点・改善点・工夫点・感想等ありましたら是非是非お書きください。
(というか書いてくださいお願いします。なんでもしますから〜。)
英雄に憧れて、ダンジョンで潜りまくってたらいつの間にか英雄呼ばわりされていました。 78姉さん @Wokashi_0302
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
フォローしてこの作品の続きを読もう
ユーザー登録すれば作品や作者をフォローして、更新や新作情報を受け取れます。英雄に憧れて、ダンジョンで潜りまくってたらいつの間にか英雄呼ばわりされていました。の最新話を見逃さないよう今すぐカクヨムにユーザー登録しましょう。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます