僕の幼馴染は顔が良くて、成績が良くて、運動ができて、性格もいい。ただし、めちゃくちゃ運が悪い。
だんご
僕の幼馴染は顔が良くて、成績が良くて、運動ができて、性格もいい。ただし、めちゃくちゃ運が悪い。
僕、
冬華は頭脳明晰、運動神経抜群、容姿端麗で性格だってまっすぐで親しみやすいと超ハイスペックな女の子だ。
およそ万能といっていい彼女だけど、ただ一つだけ欠点がある。
それは、めちゃくちゃ運が悪いこと。
運という個人の力ではどうにもならない要素を欠点に含めるのはどうなんだという指摘は至極もっともなのだけど、それにしたって運が悪いのだ。
車が跳ね上げた水を被るとか、誰かが投げたボールが直撃するなんて言うのは日常茶飯事だし、誕生日や修学旅行みたいな楽しみにしているイベントがあるときにはかなりの確率で風邪をひく。よしんば風邪を引かなかったとしても、事故が起きて交通機関が麻痺したり台風が来たりする。
それでもこれらはまだ笑える方で、居眠り運転していた車に突っ込まれそうになったり、ストーカーされたり、受験本番の時に体調を崩したりと洒落にならないような事態に見舞われることもある。
別に冬華が世界で一番不幸だとは思わない。世の中には冬華より不幸な人なんてごまんといるだろう。
だけど、冬華と小さいころからずっと一緒にいて、運も含めた何もかもが平凡な僕は思ってしまうのだ。
もしも冬華の運がよければ、いや、いいとまでは言わずとも彼女の運が人並だったらきっと今よりもっと楽しくて幸せな日々を送れていただろうにと。
「なんていうかさ、冬華は本当にもったいないよね」
ある日の学校帰り、僕が日頃思っていたことをぽつりと零すと、隣を歩いていた冬華は怪訝そうな顔をした。
「いきなりなによ、喧嘩売ってんなら買うけど」
「待って待って早まらないで!というか喧嘩っ早すぎやしないかな!?いやさ、冬華ってめちゃくちゃ美人で頭もよくて運動もできてとにかくすごいじゃん?」
「今度は急に褒めるわね、でもまあ否定はしないわ」
高い実力を持ちながら謙遜するわけでもなく、かといってそれを誇示することもない冬華の在り方はとてもかっこいいと思う。
「そういうところも素敵だと思うんだけどさ、それだけの魅力を持ったことの帳尻合わせだと言わんばかりに運が悪いじゃん。それがもったいないなって思ってさ。それさえなければまさに完璧なのに」
「…………?」
僕がそう言うとキョトンとした顔をしてみせる冬華。可愛い。けどそうじゃない。
「いや、何そのリアクション」
「え、私自分の運が悪いと思ったことないんだけど。というかむしろ運がいい方じゃない?」
一瞬の沈黙。
「は!?いやいやいや、嘘でしょう?」
「別にこんなことで嘘はつかないわよ」
あまりの衝撃に動揺してしまった僕とは対照的に、冬華は平然としていた。
「……マジで言ってらっしゃる?」
「マジもマジ、大マジよ」
僕が救急セットやらソーイングセットやらを常備している原因たるこの幼馴染は、どうやら本気で言っているらしい。
「えーそれでは冬香さん」
「何よ」
「いま僕たちは絶賛相合傘をしているわけですが、どうしてこうなったのでしょう」
僕たちは今、大雨の中一つの傘に肩を寄せ合いながら入り下校している最中だ。雨の日は冬華に不運が降り注ぐ可能性が体感三割増しくらいなので僕としては結構ハラハラしている。
「それは、あれね。クラス委員としての仕事を終えて帰ろうと思った矢先に大雨が降り始めて、こんなこともあろうかと取り出した折り畳み傘をさした瞬間にやたら強い風が吹いて折り畳み傘がバキバキに壊れたからね」
「正解です、よくできました。さてそんな状況を鑑みて、冬香さんの運が悪くないと言えるでしょうか」
「言えるわよ」
即答だった。
「言い切るね」
「大雨が降ったのも風が吹いたのも私の運が悪いせいとは限らないじゃない。私たちと同じタイミングで帰ろうとしていた生徒たちはみんな同じような目に遭ってるだろうし」
まあ確かに、帰ろうとした時雨に見舞われたのは僕たちだけじゃなかった。……傘が壊れたのは冬華だけだろうけど。
とはいえこの件じゃ決め手に欠けるようだし、別のところから攻めてみることにする。
「なるほど……それも一理ある、かな?……じゃあ冬華、キミが今まで自分の誕生日に風邪を引いた回数、覚えてる?」
「5回だったしら」
「惜しい、6回です」
「それが?」
「それが!?16回しかなかった誕生日のうち6回風邪ひいてるんだよ!?三分の一超えてるんだよ!?どう考えてもこれは運が悪いでしょ!?」
確率にして約38%。どう考えても異常である。ちなみに冬華は虚弱体質とかいうわけでもない。イベントや大事な用件があるときだけピンポイントで風邪を引く。
「別に次の日には大体治ってるし……あんたも両親もちゃんとお祝いしてくれてるんだから特に気にしてないわよ」
「えぇ……こういうのは当日っていうのが大事なんじゃないの……?」
「知らないわよ、そんなの。とりあえず私は誕生日当日だろうとそうじゃなかろうと、あんたが心から祝ってくれるんだからどっちも同じくらい嬉しかったわよ」
「……」
さらっとそう言ってのける冬華から思わず顔を逸らしてしまった。
「なに、照れたの?」
冬華の方を見ていないけど声でニヤニヤしているのがわかる。分が悪いことを悟った僕は話題を変えることにした。
「そんなんじゃないし……。あ、ほら、修学旅行とか小中と残念だったじゃん」
「逃げたわね、まあいいけど。修学旅行ねえ……。確か小学校の時は風邪を引いて欠席したんだったかしら」
「そうだよ、冬華あんなに楽しみにしてたのにさ……」
楽しみだねなんて笑いながら、一緒に修学旅行の準備をした冬華のことを思うと今でも少し胸が痛くなる。
「まあそれは確かに残念だったんだけどね。修学旅行当日の朝になって『冬華ちゃんが行かないなら僕も行かない!』とかいって玄関で駄々をこねる幼馴染のことを知ったらその残念さも忘れちゃったわ」
「余計なことまで思い出さないでくれるかなあ!?」
しんみりとした気持ちが一瞬で羞恥に上書きされた。
「ふふ、困ったあんたのご両親に頼まれた私が、電話越しに『いっぱいお土産話聞かせてほしいな』って言ったことでしぶしぶ行く気になったのよね。あの頃の春人は可愛かったわ」
「だからやめて!?」
「あんたあの時持って行ったお小遣いほとんど私へのお土産に使ってたわよね。ちょっと申し訳なかったわ」
「いや、それはだって、せめてこれだけでもって思ってさ」
確か祖父母と両親用のお土産代以外は全て冬華へのお土産に使った気がする。
「まあ申し訳ないのも嘘じゃないけどそれ以上に嬉しかったわよ。一番うれしかったのは春人が思い出話のついでに今度二人で一緒に行こうっていってくれたことだったけど」
そういって上目遣いに微笑む冬華から僕は再び顔を逸らした。
「…………」
「また照れたの?」
くすくすと笑う冬華。また旗色が悪くなったのでなんとか話を本筋に戻す。
「違うから、そんなんじゃないから。それより修学旅行の話だよ。冬華、中学の時は修学旅行行けたけど今度は旅先で風邪引いたじゃん」
「そういえばそうだったわね。別室に隔離された時、ドアの向こうからあんたがごねる声が聞こえた時はどうしようかと……」
「だから余計なことは思い出さないで!?」
この話、すればするほど僕の方がダメージを受けるかもしれない。
「風邪が移る可能性あるし、ついでに言えば幼馴染とはいえ異性なんだしあんたが看病するなんてまかり通るわけないでしょうに……」
「あの時は割と冷静じゃなかったんだよ……。せめて話し相手にと思ったけどそれも却下されるしさあ……」
「当たり前でしょう……まあ幼馴染の愛が重くて悪い気はしないけどね?」
さっきと同じように微笑みを向けてくる冬華だけど、さすがにもう同じ手には引っかからない。
「もう照れないからね」
「あらつまらない。でももう照れないってことはさっきまで照れてたことは認めるのね」
ああいえばこういう幼馴染である。
「あーもう!いいんだよそんなことは!ここでの論点は楽しみにしてるイベントに限ってそんな目に遭う冬香はやっぱり運が悪いんじゃってこと!」
「まあ確かに修学旅行以外に遠足とかも行けなかったことは多い気がするわね」
「多い気がするじゃなくて多いんだよ……」
「でもまあ、そういう時って大体代わりにって言って、後から春人があちこち連れだしてくれるじゃない。それで十分よ」
確かに僕は冬華が参加できなった行事の代わりにと冬華をいろいろなところへ連れ出したけど、それは子供が行ける範囲、できる範囲でだ。
代替としてはあまりにちっぽけなそれを十分だと言ってくれた冬華に思わず顔が熱くなる。
「ぐぅ……」
「もう照れないんじゃなかったの?」
「……うるさいよ。まあ冬華がそう言うならそれはそれでいい……のかなあ……」
本気でそう思っていそうな冬華を見ているとそんな気がしてきた。
「他でもない私がいいって言ってるんだからいいに決まってるでしょ」
「そっかぁ……じゃあアレは?」
「まだ食い下がってくるのね……。それで、アレって?」
ここまで来たらもう何か引き下がれない感がある。
「冬華が西高受けた時に体調崩したやつ……冬華模試ではA判定出してたしそれがなかったらうちなんかよりもっとレベルの高いとこ行けてたでしょ」
西高とはここらじゃダントツで偏差値が高い私立の高校のことだ。冬華はそこを受験したし、勝算も十分にあったはずなのに当日体調が悪くなったとかで西高に落ちたのだ。
結果、僕でも入れるようなごく普通の公立高校に冬華は入ることになったのだけど、彼女の実力を考えるとどうにも勿体なかった気がしてならない。
「あー……それねえ…………。うん、まあほら体調管理も受験の一環だし、それは運が悪いとかじゃなくて私に非があったというか、ね」
当人に自己責任論を持ち出されてしまうと所詮外野の僕は何も言えなくなってしまうのだけど、彼女の実力に見合った場所をという以外にも、冬華が西高に受かっていれば思う理由がある。
「それはそうかもしれないけどさあ。うちの高校に入ってなければ冬華があんな目に遭わずに済んだだろうと思うとさあ……」
「あんな目って?」
「ストーカー先輩事件」
「あぁ……」
ストーカー先輩事件というのは、うちの高校の当時二年生だった先輩が冬華に告白して玉砕、挙句冬華のストーカーになったという実に思い出したくない事件だ。しかもその先輩、普通に人気があったらしく彼を慕う女子生徒に冬華が逆上されるというおまけ付き。本当に嫌な事件だった……。
「あれは流石に冬華も怖かったでしょ?別に偏差値で人格が決まるとは言わないけどさ、もっとレベルの高い高校に行ってたら冬華があんな思いしなくて済んだかなと思わないでもない」
「確かにアレはもう二度と経験したくないレベルで嫌だったわね……。といっても悪いことばかりじゃなかったわよ?あの事件がきっかけで春人と付き合うことになったんだし、春人のかっこいいところもみれたしね。だから総合的にはよかったこと判定よ」
冬華が言うように、実は僕と冬華は付き合っている。
元々僕は冬華に好意を寄せていたのだけど、振られて今の関係が壊れるくらいならとか、冬華に僕じゃ釣り合わないしとか、うじうじと考えて告白に踏み切れていなかった。
そんな中ストーカー先輩事件が起きて、もうこんなことがないようにと思い切って告白したのだ。
冬華が僕の告白を受け入れてくれたことは僕の人生史上一番うれしかったことかもしれない。とはいえだ。
「それをよかったことに含めるのはどうかなぁ!?」
「なによ、春人は私と付き合えたのがよかったことじゃないっていうの?」
「そうは言わないしむしろ最高なことだけども!でもそれとこれとは話が別じゃない!?」
「別じゃないわよ。大体ね、あんたさっきから過去を掘り返してあーだこーだ言ってるけどそんなに私を不幸な女ってことにしたいの?私を悲劇のヒロイン扱いして王子様気分に浸ろうってわけ?」
「うっ、いや、そういうわけではないんだけどさ……」
そういうわけではない……はずだ。いつの間にかムキになっていたけど、僕はいったい何がしたかったんだろう。
過去を持ち出して、お前は運が悪いなんて言われれば嫌な気持ちなるに決まっているじゃないか。
「その、ごめんね、冬華。嫌な思いさせて。最初は軽い雑談のつもりだったんだけど……」
「別に嫌ってほどではないわよ。ただあんたが言ったどれもこれもが私にとってはいい思い出なの。それを悪いことだったように言われるのは悲しいわ」
「あっ……」
冬華の発言を聞いて、自分がなんでムキになってしまったのか少しわかった気がした。
「ごめんね、冬華」
「何回謝るのよ、別に怒ってるわけじゃないわ」
「いや、さっきのは過去を持ち出して冬華を嫌な思いにさせたことに対してのごめんで、今のは僕が冬華のことを不幸だって決めつけてたことに対するごめんだよ」
「ん……違いがよくわからないんだけど」
ジトりとした目でこちらを見てくる冬華に、僕は自分の考えを説明する。
「いや、さ。僕の基準というか価値観だとやっぱり冬華は運が悪いんだよ」
「まだ言うの?」
「まあ最後まで聞いてよ。運が悪いのも今日みたいに傘が壊れたーとかそのレベルならまだいいよ?誕生日とか修学旅行の件もまぁ、よくはないけど致命的ではない。でも受験とかストーカーとかは洒落にならないなって思うわけさ」
「まぁ、うん、そうかもしれないわね」
運の悪ささえなければ冬華はもっとたくさんの思い出や経験に恵まれていて、もっといい環境に身を置いていて、到底釣り合っていないだろう僕みたいなのと付き合うこともなかったんじゃないだろうかと、ふと思ってしまうことがあった。
「冬華にはもっとこう、相応しい人生があるよなって気持ちが捨てきれなくてさ。僕は冬華と一緒にいて楽しいけど冬華はそうじゃないんじゃないかって、ちょっと不安だったんだよ」
それなのに、自分の運が悪いと思ったことはないなんて冬華が言ったから。それが本当か確かめて、安心したかったんだと思う。
我ながら情けないけれど、僕がムキになってしまったのは多分そういう理由からだ。
「はぁ……春人は昔っから頭悪いわよね」
「残念ながら否定ができない」
ため息をつき、心底あきれたという表情で僕を罵倒してくる冬華。全くその通りだと思う。
「あのね、自分の運が悪いか良いか、不幸か幸福かなんて所詮主観でしかないの。自分は運が良くて幸せだって私はちゃんと心から思ってるわよ。大体ね、今までもこれからも多少嫌な出来事があろうと、春人を幼馴染に持った時点で全部チャラどころか余裕でお釣りがくるわよ」
「……は?」
こちらを安心させるように穏やかな口調でそんなことを言う冬華。その言葉の熱烈さに思わずぽかんとしてしまう。
「雨に降られて傘が壊れようとこうやってあんたと一緒の傘に入れるなら嬉しいし、楽しみにしてたイベントに参加できなくても代わりにあんたが構ってくれるならそれでいいし、変な男に絡まれてもあんたが守ってくれるんなら悪くなかったかなって思えるわ。だから私は春人が隣にいてくれる限り運がいいし幸せなの。わかった?」
「冬華がとんでもないこと言ってるのはわかったよ……」
「とんでもないことってわけじゃないでしょ。塞翁が馬って言葉もあるんだし、幸せかどうかって最終的な結果から判断するものだと思うけど」
「いやそっちじゃなくてね……。というかその理屈で言うといつか僕と一緒にいることで幸せが不幸に転じる時が来るかもしれないわけだけど」
「そこはあんたが一緒にいて幸せだと思えるような人間であろうと死ぬまで努力しなさいよ。私もあんたにそう思ってもらえるよう頑張るから」
死ぬまで、なんて高校生のカップルが口にするにはどう考えても重い言葉なのに、どうしてこんなに嬉しいんだろう。
まるでプロポーズな冬華の言い分に、今日何度目かもわからない気恥ずかしさを感じてしまう。
「…………」
「もう飽きてきたわねそのリアクション」
「ひどいね!?冬華が散々照れさせるようなこと言うからなのに!」
こっちはめちゃくちゃドキドキしているのに淡泊な幼馴染だ。
「照れるばかりじゃなくてたまには私を照れさせて欲しいものね。その辺は今後に期待かしら?まあ、そういうわけだから春人がいる限り私は文武両道、容姿端麗、性格よし、運もよしな完璧な女の子なの。私を不幸な女の子にしないように、これからもよろしくね?春人」
そう冗談めかして言ってくる冬華に、僕は真剣に答える。
「僕の全てをかけて冬華が幸せでいられ続けるようにするよ」
「っ……!」
冬華が一緒にいるのが僕でいいと、僕がいいと言ってくれるなら。
僕と一緒にいることを幸せだと思ってくれるなら、僕だってそれに全力で応えたい。
心の底からそう思って返事をすると、冬華はそっぽを向いてしまった。よくよく見てみると耳が赤い気もする。
「あれ、もしかして冬華照れてる?」
「うっさい!」
僕の幼馴染には一つ欠点があると言ったが訂正しよう。
僕の幼馴染は、頭脳明晰、運動神経抜群、容姿端麗で性格だってまっすぐで親しみやすく、それに加えて運もいい、まさに完璧な女の子……らしい。
「あ、あとね。高校受験の件、受験本番で体調悪くなったってやつ、あれ嘘よ」
「は!?」
「中学の先生たちが何度断っても諦めないから仕方なく受けただけで、元々行く気はなかったし」
「ええ……それまたなんで……」
「そういうこと聞くからあんたは頭が悪いのよ!春人と一緒の高校以上に行きたいとこなんて私にはなかったからに決まってるでしょう」
「待って、嬉しさもすごいけど同時に申し訳なさもすごい!」
「申し訳ないって言うのなら大学は春人が私に合わせなさい。私はあんたと一緒じゃなきゃ嫌よ」
「……今日から死ぬ気で勉強頑張ります」
「よろしい」
僕の幼馴染は顔が良くて、成績が良くて、運動ができて、性格もいい。ただし、めちゃくちゃ運が悪い。 だんご @1o8
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
カクヨムを、もっと楽しもう
カクヨムにユーザー登録すると、この小説を他の読者へ★やレビューでおすすめできます。気になる小説や作者の更新チェックに便利なフォロー機能もお試しください。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます