あとがき
常緑は、私が大学院時代の話をちょっと恋物語にして書いてみた短編です。話が断片的なので、もう少し繋がりをもたせようとするとおそらくまだまだ書ける気がします。
これは文学ゼミでにいたときにエピローグのみ書いて、それ以降就職活動で文章を一切書かなくなり、放置していたものに、今回ストーリーを吹き込んでみたものです。
気がつくかもしれませんが、このお話の舞台は某美術大学を中心にしています。私が大学院のときに得た知識である程度の創作を交えて文芸誌を作る内容になっています。
それにしても実りのない恋愛の話ですが、こういったものよりもっと官能的で情緒的で泣けるようなもののほうが皆さんは好きなのでは? と思います。
この程度なのは私の恋愛経験の薄さのせいでしょうか?
あしからず。
ときを見て、もう少し登場人物の場面などを増やしてこの作品は長編にしたいと思ったりしています。
話は変わりますが、私は創作意欲を掻き立てるのに音楽を聞くようにしています。
まあ、なぜかというと歌は物語を詩にしたものが多いため? と言えるかもしれません。
何を聞いてるとは言いませんが、音楽はいいですね。ワシリー・カンディンスキーは音楽は具体性がないのに芸術が完成するため、音楽のような絵画として抽象絵画を創始しました。けれどもそうした抽象的な出来事に言葉を付け加えて理性としたのが人間ですから、小説、言葉の世界では抽象世界から具現的な立ち上がりを成立させたく思いますね。文章もリズムやメロディを表現できますので。
さてネタとして一つ
登場人物の姓名のつけ方として、この小説の場合、ほとんどを色の名前にしてみました。
短尺これだけは色の名前ではありませんが、あとの名前は
煤竹色、青色、刈安色、あい鼠色、緑色、杜若色、うるみ色、もみじ色、すみれ色、ひわ色、しののめ色、あかね色、ヤマブキ色、あやめ色、織部色、くるみ色……
この名前はどんな色だろうとか調べてみると面白いかもしれません。
むかし友人にその人となりから色を感じるという人がいました。逆説的に色からその人となりが想像できることもありうるのではないかと、私は思ったわけです。人によって服の色はこの色が合うとかありますから。
さて今回の小説に関しては、こんなことを言うと失礼かもしれませんが、特に何とも言うことはあまりありません。最後まで読んでくれた皆様ありがとうございました。
あしからず。
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