木枯らしと柄物の刺繍
あおはどうしたものかと思っていた。
文芸誌の編集会議をするために今日は集まったのだ。それに集中するべきと思った。どことなく甘い
特徴的だったのは花や
4人はしばらく歩いてどこ入ろうか、などと話しているが一向に決まる
この街にしようといったのはみどりである。3回生の秋はあおも覚えている。必修とゼミ以外はたいてい単位を取ってしまっているから、研究生と違って大学に来る様は
とするならばみどりが一番近い都心の街が一番全員が会いやすいだろうと
つまり、この街はみどりが一番良く知った街ということだ。
「あの店にしませんか?」
突然みどりがいった店はあきらかにデートスポットともいうべき店だった。
――なにかの間違いならいいけど……。
「そこはダメだな」
彼の口から言うことで他の二人をフォローするしかなかった。これではみどりがデート気分であおとこの街にいるような感覚になってしまう。
あおは横目でみどりを見たが、どこかしら
あおは仕方なしに目の前にある
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