おまけ(ただのイチャイチャ)
「ハルくーん」
「はーい」
「ハールーくーん♪」
「はーいはーい」
今日は学校が休みで親達も出かけているので、朝から茜が俺の部屋に遊びに……というか、まったりしに来ていた。
茜は俺の膝の上に頭を乗せて、俺の興味をラノベから奪おうと可愛い声で甘えてくる。
…まあ、ずっと意識は茜の方に向いていて、ラノベは開いてるだけで全然読んではいないのだけど。
でも可愛いからもうちょっとこのままで…。
「ねぇねぇハル君構ってよー」
茜が俺の右手に頬擦りしてくる。
今日は最近にしては珍しく、桜花と桃花を呼んでいない。 こういう時の茜はいつも以上にべったり甘えてくる。
前はこれが休日のデフォだった。
俺はラノベをテーブルの上へ置いて、左手で茜のサラサラの髪を撫で、右手を頬に添える。
くすぐったそうにする茜
「えへへへ…ハル君の手、暖かい…」
………ふう、危ない危ない……危うく勢いでプロポーズするところだった。
ま、今しなくても俺は茜と結婚する気満々だがな!
「あ、そうだハル君。 耳掻き…させてほしいなぁ…」
「え、でも3日前に……」
「駄目…?」(潤んだ瞳)
「お願いします」
何か即落ち二コマみたいになってるけど、勝てるわけないだろこんなの…。
「ハル君、ここへどうぞ」
茜が座り
俺が頭を乗せようとすると、頭を両手で抱き締められてキスをされた。
……舌もちょっと……はい。
茜の柔らかくて暖かい膝を堪能しながら、手を繋ぎ指を絡める。
「あ、もうハル君…耳掻きし難いから悪戯しちゃ駄目だよ」
「んー…もっと」
「もー、しょうがないんだから」
口ではそう言いうが、幸せそうに緩んだ表情のお陰で本気で言ってないのがモロばれである。
「ね、ハル君……今日はずっとこうしてよ? 」
「ん……喜んで」
「あ、でも…わたしももっとハル君に膝枕してほしいな」
「ああ、勿論」
結局この日は茜は家に帰らず、ひたすらイチャイチャしてました……はい。
――――――――――
NTR小説読みすぎた反動で無駄にイチャイチャが書きたくなった。 我慢できませんでしたすいません…。
桜花や桃花、姫様相手だと悠人がどんな感じになるか想像できない……今度チャレンジしてみようかな
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