最近ツンツンしてた幼馴染み彼女に、別れを告げようとしたら異世界に召喚されました。 ~ 異世界救って帰ってきたから彼女を幸せにしようと思います。え?別れませんよ? ~
異世界での浮気は対価に命を払うものらしい
異世界での浮気は対価に命を払うものらしい
あれから色々と問いただされて大変だった。
お風呂だけじゃなく、あの日あったことを細かく確認された……されたんだ、察せ。
そして今、俺は薬をくれたティセニエラに、あの日あったことを報告していた。
報・連・相 は大切、まあ手遅れなんだけど。
一通りの報告が終わると、ティセニエラは何故か下を向いてワナワナと震えていた。
ま、記憶の薬(笑)で体が若返るなんて言われても困るよな…。 しかも記憶に関しても完全に戻ってはないし…まあ、全く無意味だった訳では無かったけど。
「なっ…なっ…何ですかそれ!」
「いや、冗談じゃなくて本当にあ「そういうことじゃありません!」」
あ、はい。
「何で
記憶の薬(笑)で若返ったなんて意味のわからない事件を完全放置して、欲望全開……だと。
いや、ていうか
「お世話したり甘やかされたいなら別にエルフレアに頼めばよくない?」
「嫌よ、それなら私のお世話をして甘やかしなさい。」
嫌って言ったぞコイツ
「そうですよ! 今はエルのことはどうでも良いんです!」
あ、今ちょっとエルフレアが睨んだ。
「何と言うか…あんたが茜以外の人間に優しくしてる姿が想像できないんだけど…。」
え?
「なんだ人を冷血漢みたいに……。」
「「……え?」」
今更何言ってんだみたいな目で見るの止めてもらえます?
失礼だな……一体俺の何処が冷たいというのだ。
「ではハルト、もし目の前で魔物に襲われてる女性がいたらどうします?」
「いや、普通に助けるけど…?」
何その質問?
「ではその助けた女性が、頬を染めながらしなだれかかってきてお礼がしたいと家に招待してきたら?」
なんでこの
「放置して帰る。」
「それが勇者のすることですかー!?」
「…駄目なの?」
魔物からは助けたのに…。
「そこはちゃんと、これ幸いにと家についていきなさいよ! そんで一晩中楽しんだり、パーティメンバーの婚約者や恋人を寝取った挙げ句、よくわからない ふわっとした理由で追放とかしなさいよ!」
「マジかよ最低だな勇者辞めます。」
そもそもそんなことしたら後はもう
この世界だと浮気や不倫での殺人も珍しくもないからな、恋人を取ろうと思ったら命を取られました、なんて阿呆らしいと思わんのか。
…茜にちょっかいをかけようとした奴等は結構多かったが……誰一人としてもう生きてはないしな。
ストラバウムの第四王子もそのうちの一人。
あの屑はよりによって自分の国の勇者である茜に惚れて、権力を使い無理矢理婚姻を結ぼうとした。 薬を盛られそうにもなったそうだ。
横暴な性格で元々評判も悪かった、女癖も悪く城のメイドや魔法使いに手を出しては妊娠させてたって話だったし。
召喚勇者の茜に手を出すのは流石に周りの王族が許さなかった、常にサラティナが一緒に行動してくれてたみたいだし。
ま、結局強行手段にでようとしたから、そのまま協力者もろとも処刑した。
叩き折って、切り落として、抉りとって、引き抜いて、癒してからまた叩き折って……。
召喚した勇者に手をだそうとしたんだ、
まあ、もし庇うようなら潰すつもりだったけど……。
……それはそれとしてあの薬もっとくれないかな…?
「エル、ストラバウムに連絡をとって、勇者の件で迷惑をかけたんだから例の秘薬をもっと
「誰が拷問官だ…しかも普通に強請るなよ…」
「御意に。」
「聞けよ?!」
コイツら…
「冗談ですよ冗談、流石にハルトには頼りませんよー、普通に交渉して手に入れます。」
「交渉はするのか……じゃあ手に入れたら下さい。」
「あんたねぇ……。」
「わかってますよハルト、次は五人のお世話お願いしますねー?」
「わっ私もですか?!」
……これフラグじゃないよね?
――――――――
「ねぇハルト、あんたに頼みがあるんだけど。」
そろそろ帰ろうと席を立つと、真剣な顔をしたエルフレアに話しかけられた。
「どうした?」
「ちょっとエル、まさかあなた…」
「ニル村って「止めなさい!」」
焦った感じのティセニエラが割り込んでくる。
「これはこの
「いいえ止めません、
「それは……」
「…何があった?」
「襲われたのよ、何者かにね。 村人は皆殺し、建物は全て焼かれて何も残って無かったわ。」
「人間の仕業なのか?」
「人間か亜人か…少なくとも焼けた死体で服を着てないものが幾つかあった…わ」
「……もう少し詳しい話しを聞かせろ」
――――――――
シリアスな話しするときはギャグ幕間挟むと思うから今のうちに謝っときます。すんません。
今度は薬で子供になった悠人にお姉ちゃんやお母さんムーヴをかますヒロイン達が書きたい(欲望
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