第3話 新しい世界

「う〜ん、、、良く寝た。」


 私はノビをしながら、ベッドの上で辺りを見渡した。

シンプルだけど、私の好きな落ち着いた感じの部屋だ。


「さて、着替えたいけど服はあるのかな?」


 ベッドから降りて、クローゼットらしき家具に近づき開けてみた。

中に。5、6着のワンピースが入っていたので、動きやすそうでシンプルなワンピースを選んで着替えた。


「ジャージが欲しいな〜。似たような物でも良いけど、おいおい考えよう 、、、っと、ちょっと待って!」


 クローゼットの隣にある鏡に誰か写ってる。後ろを振り替えっても誰も居ない。顔を触ったり、飛び跳ねたりしてみた。


「、、、私だ。」


髪は銀の長い髪、目はゴールド、見た感じ15歳位かな。

「中身は22歳ですけどね。」

けど、これはヤバイ!かなりの美少女だと思う。

「鍛えねば!!」


 よく小説であるように、攫われたり恐ろしい魔物から攻撃されたり『魔物がいるかは、わからないけど。』と、色んな事が予想される。

兎に角、その前に情報収集よね。

窓から外を見てみる。庭はかなり広く、近くに森が見える。


「この部屋は2階にあるのね!他の部屋も見てみよう。」


 部屋から出て、他の部屋も確認する。この部屋を入れて、3部屋あるようだ。それから、1階に降りてみる。リビングにキッチン、ダイニングに応接室、

1人で住むには広いかも。それと生活に必要な物が一通り揃っているって、有難い!

その時、、、


"ぐぅーっ"


お腹の音が響いた。

「お腹が空いた〜探索は後にして、先に朝食を食べましょう!」


 早速キッチンへ向かい、朝食を準備しようとした。

どうしよう、何か作れる物があるかしら、っと思いながら辺りを見渡した。

テーブルの上に斜め掛けのバッグが置いてある。


「えっと、これは開けて見てもいいのよね?」

誰もいないけど、聞いてみた。

「まさか、食べ物が入っているってことはないかな。」

っと独り言を言いながら、バッグを開けてみた。

バッグの中を覗くと、何だか空間があるような、、、恐る恐る手を入れてみたら、何かを掴んだので出してみた。


「玉子だ!!」






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