本作は魔術師である叔父の陰謀により、異世界に旅だったアオイと友人のラックの物語です。作者の前作であるアオイ巫女と勇者ラックの物語とは別のようですが、スターシステムなのか同名が付けられています。前作同様に作者も含めてミステリアスな作品ですが、一話あたりは短いので軽快に読めると思います。
ミスといっても「間違い(MISS)」ではなく「神話(MYTH)」の方です。一つの世界の創世が、ここで物語られます。AOIさんが描く創世神話、堪能するのかいかはでしょうか。
神話的で思弁的なお話ですね。あたらしい世界に転移してから一気に読んでしまいました。ストーリーが旧約聖書の創世神話的でありながら、自由意志を肯定し、とても生命の喜びに溢れている様子が他の諸々の神話、シュメールやバビロニアと言った神話群の創生のくだりを彷彿とさせます。このお話、まだ続くんですよね?楽しみにしています。