第8話 「声なき存在」

アオイとラックは

彷徨いの世界で合流後

これから自分たちは どうすべきか?話し合った


サイカ叔父が何故?

自分たちをこの世界へ送り出したのか?


サイカ叔父は、アオイを送り出す際

「魔女を連れてくるように!」と言った言葉が

脳裏に焼き付いているが・・・

それはとても危険がはらんでいるような気がする

できれば魔女には会いたくはない、、


しかし自分たちが

彷徨いの世界に来たのは

当初サイカ叔父の策略があった事は間違いないが


実は、必然の出来事であり

もっと大きな力が働いていたように 思えてならない・・・


心が激しく動悸するのだ‘‘

強い意志が働いている!!

心に語り掛ける『声なき存在』

それは、一体誰なのか?


それは太陽のような

とても大きな存在である!

実は、以前から知っていて

懐かしいような・・会いたくて堪らないような

ふたりは、その方の為に

生きているような気がする!

ふたりは言葉には出さないが

共通して知っている存在を

強く強く感じるのであった!


沸き立つ感情が抑えられない・・・


「ラック!

私たちは、青い指輪を嵌めて

もとの世界に戻った方が良いように思うけど

今一度赤い指輪を嵌めて

行くべき世界があるように思えるのよ!!」


「その通りだよ!!アオイ!

僕たちは、旅立つべきだ!とそう思う・・

そこは、とても危険が待ち受けているような気もするけれど

きっと大丈夫さ!!!!

あの方が守ってくれるさ!!」


「そうね! 

今とても怖いけれど

私たちに与えられている使命を

二人が同じく感じられるのなら

前に向かって 前進すべきなのよ!!!


さぁ!!行きましょう!!!

私たちを待ち受ける

さらなる異次元の世界へ!!!」」


ふたりは同時に

赤い指輪を嵌めて 出発した!



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