枠に収まらない・豚・大作戦
「枠に収まらないのは口だけだったか」
「永遠さんっ!」
氷姫が慌てて近づくのを組長は気にした様子もなくその場から立ち去ろうとしている。氷姫もそんな組長の動きを気にしている余裕もない。即座に傷口を凍らせて止血をする。
「さあ。大作戦の前だ。こんなことに時間を費やしている暇はない。ここから解放される日は近いぞ」
このことを知っていたから依頼をされたのか。永遠さんも知っていたから急いだのだろうか。焦っているようには感じていたが。まさかこんなことになろだなんて。
「おいっ。ちょっとまてよ豚野郎」
永遠さんがそんな状態なのに声を出すし挑発もすることに焦る。
「あー。死にかけのやろうは黙ってるもんだけどなぁ。すぐに死にたいならやってもいいが、その本当のお嬢ちゃんが邪魔だから許してやるよ。ゆっくり死んでいきな」
それに反論することもできない永遠さんはそのまま意識を失った。
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