ランキング・無双・わんぱく
「おー。やろうっていうのかよ。おっちゃん。このへんに広場みたいなのあるかい?」
そんな様子を見ても
「あ、ああ。ちょっと先に行ったところに噴水公園があるよ」
「ああ。なんだ。あそこのそばなのか。じゃあ、そこでいいや。おっし行こうぜ。ここを壊したくないしな。じゃ、シロクマさんとパンダさんはお疲れ様。これからもなかよくな」
ちらっと見たパンダさんの奥さんはちょっとだけ照れていて、酔いつぶれたパンダさんに近づいって行っていた。
「わんぱくなお相撲さんはちょっとだけ我慢してくれよな」
素直についてくるその様子はずっと殺気立っていて、いつ襲いかかってきてもおかしくなかったのだけれど、おかしな様子を見せることないのが不気味だ。あたりも目も気にしているようすはなく、何事もなく噴水公園に着いた。下への道は閉ざされていて、降りることはできなさそうだ。
「無双を貫き通した。力見せてやるでごわす」
ずっと我慢していたのかお相撲さんは着くなり戦闘態勢に入る。対して永遠さんは相変わらず余裕の笑みだ。
「どれだけ力が自慢か知らないけどよ。48人のランキングの中で一番下っ端なんだろう?いくら怖い顔しても怖くないぜ」
それに加えて挑発までしている。度胸があるのか実力がそれ以上なのかわからないけれど。自信満々だ。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます