第63話 出だし
昨日の報告の続きです。
10:30から本社で社長面談がありまして、なんやかやとお話して、内定しました。
これまでの転職活動では、偏屈な採用担当者だったり、日程調整がおかしい採用担当者だったりと、うまくいかないことが続きました。
前回の医療器具製造工場の担当者の方も、すごく丁寧で話しやすい女性で、僕自身はこの工場とアパレル販売の2択でした。
そしてこのアパレル販売の会社の社長面談をして、やっぱりアパレルがいいかな、と思いました。
が、あとは会社の方に選んでもらえないと仕方ないです。
例えば僕が作家だったなら、まず本を買ってもらえないと仕方ない。タイトルなのか、最初の1行なのか、まず何かを気に入ってもらえなければならない。
そこで内定もらえたのは、まず出だしは良しということで。
でも、これからが本番。最初の1行がハッタリで、その後が全然面白くなかったら途中で読むのを止まられてしまう。
やはり入社したのであれば、会社が求めている仕事をしなきゃならん。
社長の会社説明は冗談も交えつつ、会社のシステムとか、そうなった経緯なと丁寧に説明してくれた。ショップ店長を兼任しつつ商業施設に営業に回るという仕事。2番手を店長に育成して、いずれ5店舗を管理するという仕組みらしい。ずっと店長をやるのではなく、スタッフを育てる制度らしい。
それにしても本社が、でかいビルに入っていて、ちょっとビビったわけです。それに営業活動なんてやったことがないと正直に話すと、
「大丈夫だよ。話ができれば特別なことじゃないんだから。仲良くなってくるだけであとはバックアップする担当がいるから。安心して」
と快い言葉。
入社したら大変なことはいっぱいあるとは思うんですけど、まずはやってみようと思えた。
とりあえず出だしはOKということで、あとは早く慣れて、執筆も再開しないと......。
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