第28話 眠い

 眠い。

 眠いが、書く。


 眠くて、妄想しているうちに寝落ちしてしまって、夢なのかなんなのかわからない夢を見たりする。

 こちらが想定しているのと違う店内になったり、予定外のキャラクターができあがってしまったり。


 この夢に出てきたのは、ものすごい名案である!無意識の中から名作が生まれた!なんて朝起きた瞬間、その夢を忘れまいと書き出しているうちに、その夢がそもそも使えない内容なのに気づいてしまう。

 寝落ちしないまでも、朦朧として書いたものは、後で読み返すととんでもない内容がだったりする。このエッセイの、今の文もそうかもしれない。


 こういう時は勉強のために小説を読むことにする。

 その本も1ページを読み進めないまま寝落ちしてしまうのだが。

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