第1話 緊急事態!?
「なにが……起こった……?」
俺は自宅に帰って来てすぐに部屋の異変に気が付いた。
部屋に入って電気を付けたら。
壁にぽっかりと穴が開いていたら。そりゃすぐ気が付くよな。間違いなく。
季節は冬。これは12月末の出来事だ。
あれだ。生徒会長様に強制連行されて。学校の体育館でなんか島の紹介ビデオ。学校紹介ビデオ?を撮ってから。1週間?数日?まあいいか。とりあえずあれから数日後の事だ。
今日はクリスマスだった。俺は仲の良い後輩に『ケーキ作ったから来て』と言われていたので昼過ぎから先ほどまで後輩の家に行っており。
それなりに楽しい時間を過ごして家へと帰って来たのだが。帰って来たのだが――だ。
俺。
詳しいことを言いだすと、たぶんそれなりの時間がかかるので今のところは簡単に話すのだが。
俺が今住んでいるのは離島である。
そしてなんかいろいろな理由により。って、このことに関しては後日だな。今はカットだ。話すとこれも長くなるからな。
とりあえず離島に高校大学一貫校が新たにでき、そこの生徒となっている俺だ。
そしてこの島でのルールはとってもシンプル。
入学できた者は、島の中で問題行動を起こさない限り。卒業まで自由に過ごしていい。以上だ。
自由なので。授業に出ないでも試験さえクリアすればOKとか。島内ならバイト漬けの生活でもOK。または何か……えっと、起業?とかいうのか。そういうことをしたい人はしていてもいい。というような場所である。
なお問題行動を起こした場合は即退学となる。
何もなければ入学後大学卒業まで平和な離島生活となるのだが。問題児はいらないというか。試験受けないとかさ。先生殴ったとかさ。とりあえず学校側が問題行動と認定した場合即退学となるらしい。退学になったら全てがパー。というか。大変らしい。とりあえず俺は今そんなところに住んでいるのだが。これはどういうことだ?
いろいろ聞きたいことがあるかもしれないが。詳しくは追々だな。とにかくだ。
俺が借りている部屋。ここは一応なんていうんだ?えっと、高校入学時から大学卒業時までの部屋だな。ちなみに引っ越しとかはできるらしいが。って、そのことに関しても今はカットだ。余計なことを話しているとどんどん本題から離れてしまうからな。
とりあえずその借りている部屋の壁を破壊したとかがバレたら。
これは問題行動とされ。即退学の危機。というわけなんだよ。ってなんで壁に穴が開いてるんだよ!?である。
とにかく。なんか慌てていて何か無駄なことをたくさん話した気がするが。俺がいろいろやって、やっと家へと帰って来たら、壁の異変に気が付き。急いで穴を確認をするために穴のところへと向かったのだった。
ここでそれは単なる俺の見間違えだった。というオチの世界ももしかしたらあったかもしれないが。
残念ながら今この世界では壁に穴が開いている。というのが現実だった。きれいに穴が開いていた。
「マジか。何だよこれ……」
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