トゥルーエンド
「えーっと……」
「はい」
恥ずかしくて何度も目を逸らしてしまうが、彼女は真っ直ぐ真剣に真摯に俺の言葉を待ち続けている。
それが更に恥ずかしく感じて、吐き気がするほど緊張して、体中から火が出そうなほど熱い。
「その、なんだ……」
「はい」
「す、好きだ……付き合って、くれ……」
「はい……よろしくお願いします……」
結局、そっぽを向いて告白してしまった。消え入りそうな声がして、おざなりに差し出した手に控えめにチョコンと握る柔らかな感触がした。
チラリと彼女を見てみると、彼女も彼女で顔を真っ赤にして目を伏せていたのだった。
こうして俺たちはお付き合いをすることになった。
<トゥルーエンド>
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