表記法 しかし表は手で書くな

//talk{じゃがー}


//talk{……? あ、ヒョウ!?}


//talk{はい。表はラベル2方向に対して対応するボディがある構造、と言えるかな。ラベルとボディは相補的な関係になったりもするし、明らかなラベルを省略したりもするけれど}


//talk{ううーん? いや、表は分かりますけれど、今の説明はピンと来ないです}


//talk{遠慮が相当無くなってきたね。いいぞ。……その辺りはリストとの使い分けの文脈での指針といったところだから、今は流して可いよ。んで}




//talk{PHP Markdown Extraからの表記法がこれ。パッと見で何となく分かる?}


```

+-----------+----------+

| 材料| 個数 |

+======+======+

| 女の髭 | 1000000 |

+--------- -+-----------+

| 猫の足音 | 2 |

+-----------+----------+

| 山の根 | 1|

+-----------+----------+

| 熊の腱 | 50|

+-----------+----------+

| 鳥の唾 | 12 |

+-----------+----------+

| 魚の息 | 100 |

+------------+---------+

```

//comment{

さすがにこの数のスペースを に置換するとみづらすぎるので、適切にスペースが置かれていると脳内補完してほしい

//}


//talk{え、あれこの個数で作るんですか?}


//talk{『貪り喰らうもの』が分かるかという意味じゃなかったんだよなぁ。個数は適当だよ}


//talk{んー、枠の繋ぎ目のところが`+`で、横の線が`-`、`|`が縦の線で、`=`は表の見出しの区切り?}


//talk{まあそんな感じ。箇所によって繋ぎ目を消す、所謂セル結合もあるけれど、一度都合上省くね。さて、これはたかが6個についての表だけれど、結構記号を使いまくっていることが分かるよね}


//todo{spanning}


//talk{確かに数えながら打つの大変そう……}


//talk{実は、別に横線に使っている記号の数は各行でバラけていて可いんだ。どちらかといえば大事なのは縦と繋ぎ目の個数。で、同じ内容はこれでも成立する}


```

+-+-+

|材料|個数|

+=+=+

|女の髭|1000000|

+-+-+

|猫の足音|2|

+-+-+

|山の根|1|

+-+-+

|熊の腱|50|

+-+-+

|鳥の唾|12|

+-+-+

|魚の息|100|

+-+-+

```

//comment{

横線に使った記号を減らしたことに合わせスペースが省かれていることを脳内補完してほしい

//}


//talk{ああ、これなら書き易い……?}


//talk{莫迦、罠だ!}


//talk{えっ}


//talk{……想像してみて。これでcolumnが10とかになって、rowが100とかになったときを}


//talk{あ、それは厳しい}


//talk{先刻みたいに見た目を揃えようとすると、揃えなくてはいけない箇所も大変なことになる、ので!}



```

**表は手書きするな**

```


今日一番の真剣な顔であった。


//talk{或いは、ごく単純な表に限ってこの表記法を使う、ということになるね}


//talk{じゃあ、複雑な表を書くときはどうするんですか?}


//talk{GruberのMarkdownよろしく、複雑さに対応できるマークアップで書く……但し、手で書かない}


//talk{じゃあ足で……?}


//talk{頭で。計算機様にやってもらうの。まあ、スプレッドシートソフトとかで書いて良い感じに出力したのを貼り付けるとかね}


//talk{あ、そういうの良いんだ}


//talk{視覚表現用のものを作るのにグラフィカルな手段を使うのはまあ適材適所ではあると思うよ。でも画像化しての貼り付けは最終手段だから、その他の手段を適宜使ってからね}



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