第5話 旧道の戦い
兵士長は漆を塗ったつややかな黒い鎧兜を身にまとい、鋼できた剣盾を持ち新道に兵隊を引き連れて向かいました。
新道には東の隣国の兵士が待ちかまえていました。しかし敵兵の数は多くありませんでした。兵士長は裏をつかれたと思いました。東の隣国の兵隊は旧道に集まっていることは明らかでした。新道は他の兵士に任せて兵士長は旧道に急ぎました。兵士長が旧道に着いたとき味方の兵士のほとんどがやられて動けなくなっていました。兵士長一人で敵兵と戦うしかありませんでした。兵士長は敵兵隊に立ち向かいました。旧道は狭かったので少数の戦いができて運がむいてきました。兵士長の常闇の黒い影が次々に敵兵を包みました。敵兵の数が減ってきました。敵兵は恐れおののいていました。ただ兵士長の体力も限界に近かく、その時山の土砂が崩れて敵兵隊を飲み込みました。旧道は兵士長の親が亡くなった場所でした。兵士長は親が助けてくれたと思いました。王様は兵士長の功績に白銀に輝く剣を送りました。
その時、兵士長は誇らしく思いました。
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