第三章 ベーシック・インカムと近未来の電脳世界

第24話 最後の審判とベーッシク・インカム

表題の最後の審判とベーッシク・インカム、何故二つをつなげたか、その話題から入ろう。


「最後の審判 歴史の始まり」のところでも書いたが、この予言の起点は3000年前のイスラエル王国の建国となり、ユダヤ系三宗教を母体としたものとなる。


実は、近代日本の予言体系には、災厄に対処する為のキーワード、「最後の審判のアンチテーゼ」が至る所で出てくる。


世紀末に向けて何をしなければならないのか。


次の世界を迎える為に、必要な条件は何なのか。


その解答が「ユダヤの改心」である。


正直、謎と言える言葉だ。


これに対し場末の予言屋が、現在考えている解答が以下の2つだ。


「物質文明(市場主義経済など)偏重からの脱却。」


「金融システムからの脱却。」


上記の二点だが、歴史的人物の名前を見ると実感がわくと思うので、二三紹介しておこう。


取りあえず、ユダヤ系の有名人は、アインシュタイン、マルクス、ロックフェラーなどなど。


物質文明と金融が、ユダヤ系の組織の影響を受けてきたと言う噂も、これらの有名人を見ると、まんざらでもないと思えてくる。


近代日本の予言体系が、新しい世界のキーワードにしている「ユダヤの改心」。


これに対し、場末の予言屋として以下の2点を提示し、新しい世界に向けての、ナンチャッテ方策を語って行こう。



「金融に対する対策」


ユニバーシティ・ベーシック・インカム


「物質文明に対する対策」


新しい電脳世界の構築


さて上記の2点の解決策であるが、我々一般ピープルが身につまされるのが「金融」だ。


「働けど働けど、我が暮らし楽にならず。」と嘆く貧乏市民にとって、背に腹は代えられぬ問題である。


では早速、最近のベストセラーをケース・スタディーにして検証して行こう。


材料は、トマ・ピケティーが資本論の中で明らかにした「r>g」。


「長期的に見ると、資本収益率は経済成長率よりも大きい。」と言われている、あれである。


経済用語はチンプンカンプンなので言い直すが、「額に汗して働くよりも、多くの資金を運用してお金を増やす方が得である。」こんな解釈となる。


俗に言う、お金を持っている人はより豊かに、お金を持っていない人はより貧乏になる、と言う事である。


まあ、冴えないオッサンである場末の予言屋には縁の無い世界ではある。


日々、一般ピープルとして働いている我々にとって、資金を元手に目ざとく運用する事は、何か小ずるく感じるのは確かだ。


しかし現実世界では、そんな考えはただの負け組の遠吠えである。


金儲けの才能が無い下々にとっては、先行きが暗い話しではあるが、これこそが「ユダヤの改心」であり、アフター・コロナで変貌する社会のキーワードとなる。


そんな訳でまずは、ベーシック・インカムと金融についてから解説して行こう。

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