特別編 真優の備忘録1『屋外BLS』
※今回から数話、『特別編』と題して、本編の主人公、
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【屋外でのBLS(一次救命処置)】
倒れている人を発見!
先ず周囲の安全を確認し、感染防護しつつ慎重に近付く。
患者の両肩を軽く叩きながら大声で呼びかける。
何らかの応答や仕草が無い時は『反応無し』とみなし、
大声で『誰か来てください!』と、助けを求める。
人が来たら……
『あなたは救急車を呼んで下さい』
『あなたは人を集めて下さい』
『あなたはAED(自動体外式除細動器)を持って来て下さい』
『あなたは時間を計って、私に教えて下さい』
……等と依頼する。
人は、可能な限り多い方が良い。
頭部屈曲
『呼吸、無し』
『脈、無し』
……の場合、直ちにCPRとして、心臓マッサージを開始する。
CPRとは脳への酸素供給維持である。
脳自体には酸素を蓄える能力がなく、呼吸が止まってから4~6分で低酸素による不可逆的な状態に陥る。そのため一刻も早く脳に酸素を送る必要がある。
人間の脳は2分以内に心肺蘇生が開始された場合の救命率は90%程度であるが、4分では50%、5分では25%程度となる。
胸骨圧迫は胸骨下半分(胸の中央)を強く、速く、絶え間無く行い、リコイル(腕の戻し)を意識する。
(約5㎝の深さ、1分間に100~120回、10秒以上中断しない)
※現在、マウス・トゥ・マウスによる人工呼吸は推奨されない(感染症対策のため)どうしても行う場合は『深めのため息程度』を吹き込む。 吹き込み過ぎは良くない。
BVMや、その代用品がある場合は、30対2の割合で人工呼吸を行う。(軽く摘まむ程度)この場合、持って来てくれた人が使えるかどうか聴いて、手伝って貰って良い。
疲れたら、周りの誰かに交代して貰うが、この際も10秒以上中断しない。
AEDが到着したら、こちらも持って来てくれた人にご経験の有無を聴いて、装置の自動音声に沿って操作を行う。
通電の際には、周りを見回して安全を確認しつつスイッチを押す。
……患者に、正常な呼吸や心拍が戻るまでCPRとAEDを繰り返す。
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