第4話 ギャラリー
病院の廊下を、深田先輩の笛のリズムに合わせて進むと、すれ違うギャラリー(病院職員)が手拍子をして、温かい目で見送ってくれた。
……深田先輩と私を中心に、病院が1つになった瞬間だった……
……な〜んて、某『24時間走り続けるランナー』みたいになれる筈も無く……
ただ、ひたすら……
顔 か ら 火 が 出 る 程
恥 ず か し か っ た !
……これでも私は以前、区民劇で主役を務め(本編第4章『スポットライト』をご参照下さい)多少なりとも舞台度胸は付いたと自負していたが、とんでもハップンプン! この状況には
深田先輩は恥ずかしく無いの? 私と先輩、何が違うって言うの!? ←混乱
……あ、判った。
『ジャージ』だ。
私はかなり……いや、ちょっとキツめのTシャツとハーフパンツ…… おまけにストッキングは肌に合わないので、俗に言う『
寒くは無いが、ズボンに慣れた身には、
よし、決めた!
……明日は、元卓球部の兄貴にジャージを借りて持って来よう。 ←案外懲りてない!
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます