第2話 キ! キス!?
「ギャハハハ」
……非常に下品な笑い声を発したのは、親友の
……前回のお話を、お昼休み、病院の休憩室で、はっしーに話したのだが……その結果がこの
「親友が『お姫様』に選ばれたんだよ! 『すげー!』とか『絶対に観に行く!』とか言ってくれるのが普通じゃない!?」
はっしーは
「私が笑ったのはそこじゃないよ! 患者さんに結果がバレないように『演技する』練習の為に劇団に入る……って発想がさあ! スゴい真面目な、まゆらしいなあ……と、お、思ってさっ! ギャハハハハハ」
いや、ウソだ。 多分、私のお姫様姿を想像して
……たしかに私はチンチクリンで、いつでも、いそいそ、ちょこまかと動き回っているから『カモミーユ姫』って印象は皆無だろうけどさ。
「まゆってさ〜」
「?」
「女優の『山田杏奈』に似てるよね」
……知らん。
画像検索してみた。
……あっ……ちょっと似てるかも……。
はっしーめ! 人を
はっしーが、山田杏奈ちゃんの画像を観ながら……
「うーん、お姫様かあ……。 ま、まあ、似合う……かな……?」
……はっしー……
「キスシーンとかあんの?」
ギクッ! 急な質問!
「な……無いと思うけど……」 ……実は、
はっしーが「私、キス
遠 慮 し て お き ま す !
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます