プロローグ~一日目・昼
まずはプロローグ。魔動列車にガタンゴトンと揺られてきたエルちゃんだが、ここで突然の急ブレーキ。思わず飛び出して状況を確認すれば、なんとここは"奈落の魔域"の中だった。
どうしたもんか、となったところへ(多分)メインヒロインのアレクサンドラ様が登場。「お前と私しか戦える奴がおらんから来い」と引っ張られ、魔域攻略の旅へ。
ちなみに、コルガナ生まれのエルがアレクサンドラ様の事を存じ上げていたかどうかだが───(2d6を振る。出目3,1)───そんなことよりおうどん食べたい、といった様子です。
そうこうしていると、列車の乗組員であろう鉄道ギルドの人がこちらへやって来る。「金出すからはよなんとかしろ」とのこと。人使いが荒れえや。
前金代わりに能力強化の指輪をくれるというので、〈巧みの指輪〉と〈剛力の指輪〉を貰っておく。筋力ボーナスが3になって、ほんのり火力アップ。
準備も整えたところで、いざ出発。魔域の外郭域は───【ナナリィの魔域Ⅰ】になった。
◇ ◇ ◇
線路沿いを歩いていたはずなのに、気がつけば深い森の中に到着していた。
少し前から男女の二人組がやってくる。何やら訳ありそう。とりあえず同行させて、森の奥へと向かう。
歩いていくと、魔神が待ち伏せしていた。危険感知───出目11の達成値15、と意外と惜しかったが、失敗。奇襲される。
先制判定も失敗して、魔神の群れの先攻。10点食らった上に、能力への抵抗も失敗。いきなりピンチだ。
助けてアレクサンドラ様!と縋ってみる。キュアウを飛ばしてくれて9点回復。流石イケメンヒロイン、これは頼りになりそうだ。
さて、助けてもらったところで状況確認。……勝てねえなこれ。勝てても消費が激しすぎる、草三本程度では使ったMPを回復しきれ無さそう。
大人しく逃亡判定。盛大に失敗して10点食らったが問題なし。雑魚が、にどとさからうなよ。
逃げた先で、【プライマリィヒーリング】をして回復(そういえば【ヒールウォーター】用の入れ物を用意してなかったな、とここで気が付く)。HP28/30に。
気を取り直して前方を確認すると、なんだか毒々しい茨が歓迎してくれている。生命抵抗───6ゾロした。いばらを蹴散らしながら進んでいく。
急ぎ足で進むと、前方から武装集団がやってきて、そういえば同行していたメリアの女性と人間の男性を連れていってしまった。あのメリア、後でまた会いそうだね。
見送ると、外郭域からの出口が出現。草を使うほどではないと判断して、消耗もそのままに中央域へ突入。
◇ ◇ ◇
気がつくと、地下通路の中。そして床には血まみれの兵士。そやつはどうもアレクサンドラ様の配下のようで、「後は頼んだ」と遺して事切れた。
アレクサンドラ様、「奥に私の主がいるから助けに行くぞ」と前進。兵士、お前の意志は私達が継いでやるぞ。
通路の突き当り、扉の向こうから怒号だの悲鳴だのが聞こえてくる。
これは楽しそうなことになってそうだなぁ、と思いながら、エルとアレクサンドラ様もパーティ会場へエントリー。
中ではアレクサンドラ様の主・イリーチナ姫が、クソデカ魔神蜘蛛くんに襲われているところだった。魔物知識判定などという概念はソロプレイに存在しない、文面を読んだら正体が分かる。魔神の名はモヴキラだ。
先制判定、出目5。やる気ないなこいつ。アレクサンドラ様は槍の素振りをしていらっしゃるので、またも相手に先制を取られる。
しかし、先程の謎魔神と違って攻撃が必中ではない。モヴキラ程度の命中力では、バックラーと《回避行動Ⅰ》を積んだフェンサーは捉えられない。無傷でこちらの手番が回ってきた。ちなみに、雑魚だろうがボスだろうが面倒くさいので基本固定値で処理をすすめる。
とりあえず削ってもらおうかな、とアレクサンドラ様の行動を見ると、2点しか減ってないのにキュアウを構えてくれた。心配性かよ。でも貰っておきます。
そしてエルの手番。抵抗力が下がった所で問題無さそうなので、《魔力撃》をガンガン頭部に叩き込んでいく方針。【キャッツアイ】込みならそう外れない───命中、12点。しかし頭部にかけらを三個突っ込んだので、まだまだ元気だ。
2ラウンド目も、再び全ての攻撃を避けてこちらの手番。《魔力撃》が当たって13点与える。アレクサンドラ様はまたキュアウを構えている。めっちゃ優しい。
その後も、攻撃を避ける、《魔力撃》する、アレクサンドラ様がキュアウしてくれる、という流れが5ラウンド程続く。最終的に二発被弾したが、キュアウ祭りのおかげでHP28/30の状態で戦闘終了となった。ありがてえ。
ちなみに、イリーチナ様の右脚はたぶんもげるだろうなあ、と思って最初から処理を行わずにいた。本番では真面目に判定をやっておくとしよう。
アレクサンドラ様がイリーチナ様にもキュアウを連打している間にモヴキラくんを剥ぎ取りし、その後地下を脱出。丘の上に出ると、遠くで王都・クルィシャが炎上しているのを見ながら、アレクサンドラ様が昔話をしてくれた。
そして「また魔域に来ることがあったら呼んでね」とお守りをプレゼントしてくれた。追加効果が強すぎる、それ目当てで即座に装備。
アレクサンドラ様に感謝と別れを告げて、"奈落の核"を粉砕。アビスシャードが5個も手に入った。バックラーに回避+1を付けるのは当然として、他に強化するものは……今のところ無さそうか。
アビス強化ならAランクでもあまり加工費が高く無いので、武器と鎧を更新してからまた考えよう。
魔域が消滅し、列車も無事に動き始めたので、再び乗車。鉄道ギルドのヤルノくんから報酬をいただいてクルツホルムを目指す。
ついでに、道中で得た★が6個あったので成長を行う。敏捷が1伸びて、指輪を割ってもボーナス3を維持できるように。
技能面は、スカウトを3に上げて、もろもろの判定を楽にしておくことに。先制はさておき、探索や危険感知は失敗するとかなり痛いし面倒になる、というのがついさっき判明している。
◇ ◇ ◇
街に着いてまず、情報収集。【帰郷】の目的のおかげでボーナスもあるので、積極的に行っていく所存。
結果、450ガメルを支払うことになったが必要経費と割り切る。目的地であるエルヤビビ方面に広がる森林の情報を獲得。……魔域の在り処を教えて貰えた。アレクサンドラ様とまた会いたいし、冒険者ギルドから報奨金も出るらしいので、気が向いたら行ってみよう。
それはさておき、平原の方はどうやら魔域の影響で魔動列車の運行が止まっている様子。今のところそっち方面に用事は無いので、これは一旦放置。
クエストの確認。東の街二つに届け物があるのと、道中の森林にいる学者に飯を届けるだけの簡単なお仕事がある。受け得なのでとりあえず受注。ここに戻ってくるのが何時になるかはわからないけど。
さて、結構な金が手に入ったので買い物の時間。【サモンフェアリー】を始め、魔法に頼る場面がそこそこありそうなので〈魔晶石(5点)〉を買い足しておく。草も少々。夜間に活動する可能性も考慮すると、ランタン用の油も欲しい。あと学者用の保存食と、【ヒールウォーター】用の空の水袋。
そこまで買い揃えて、あと何を買おうかなぁとエピックトレジャリーを眺めていたところで、ひとつ思った。『ソロプレイって一生自分しか狙われないんだから、〈ブレードスカート〉有用なんじゃない?丁度フェンサーだし』と。
即採用、着けていた〈巧みの指輪〉を一旦外して装備枠をなんとか空け、〈ブレードスカート〉を装備。【マッスルベアー】とか【ヴォーパルウェポン】とか【ガゼルフット】とか、これ用に揃えなくてはいけないものは多いが、コストに見合うだけのパフォーマンスは発揮してくれるだろう。
……たぶん。《魔力撃》のリスクも負わず、MPの消費もせずに戦闘を進められるのは、メリットとして大きいはず。そう信じたい。
準備を終えた所で、いよいよエルヤビビに向けて出発。まずは森林を抜けて、隣町のパルアケを目指そう───といったところで中断。次回、夜の森から。
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プレイ中は気づかなかったが、エラッタによって『プロローグの魔域には外郭域を設置しない』『プロローグのクエストで得られる★は3つ』となっていた模様。
まぁ、外郭域で★2を得て帳尻は合っているので、処理を変えたりはしないことに。
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