作品自体は重い内容が多かったり主人公がヘタレすぎて不快になる時もあるけど伏線のはりかたや階層宣言など熱くなる部分がおおい。なろうで最後まで読んだけれど大筋としては王道であり主人公がヒロインを助け主人公が辛いとき弱っているときは逆にヒロインが励ます展開があったり途中に入るどんでん返しなどもみていて気持ちがいい。
作品としては異質な部類なので地の理を盗むものがでてくる3章辺りまでよんで合わないと感じたのなら続きを読まなくてもよいと思うがそこまでは誰にでもよんでほしい。
読む人を選ぶ反面合う人にはこれ以上になく合うため全体的な評価が低めでも熱狂てきなファンがちらほらいる程度には名作である。
アニメ化してコミカライズも書籍版も最後ま進んで映画にもなってほしい。
とにかく詠唱と魔法がめちゃくちゃ深い、詠唱にそのキャラの人生そのものがのっててキャラの名前を冠する魔法とか特に深い
魔法名自体にも何重にも意味が掛かってて純粋に圧倒される
同じ魔法なのにキャラによって詠唱が違ってたりする細い点も驚かされる
物語の世界の僕(ウィズラストクライシス)
私の世界の物語(テイルズ・ラストティアラ)
亡霊の一閃(フォン・ア・レイス)
親愛なる一閃(ディ・ア・レイス)
桜童楽土(アイド・エンド・ティティー)
代わり生きる光(リリーライフノースフィールド)
代わり亡き光(ノーライフノスフィー)
逆さ湖月の夢呪い(インヴァーティドラグネクオリア)
雪底の氷、流るる日を(ヘヴンフォールニブルヘイム)
陽が為に癒す虹冠(フーズヤーズティアラ)
神殺しの悪竜(シンファフニール)
灰かぶりの失くし炎(アルティメットライアー)
などなど
とにかく設定が緻密で全てのものごとに説明をつけることができるほど、その上その量の情報量を活かしきる程の伏線がはられたストーリー
登場人物全員が歪でなかなかに気持ち悪いが嫌いにはなれなくてむしろ読めば読むほど好きになっていく
彼ら全員、たとえ作られた物語の中でもしっかりと命をもっていることを感じる
自分とは生まれた理由とはなど様々なことを考えさせられるような物語
自分はどちらかというと主人公のような弱い人間の方で決してノスフィーやラスティアラやティアラのような強い人間ではないからこそ弱い人間の思いや葛藤などに共感がもて、その少しずつ救われないが成長していく主人公の様子にすごく感動した
僕のおすすめは7章と8章
7章ラストのシーンでは号泣した。
また5章と6章の姉弟の物語も好きすぎる