第8話

翌朝、俺は目が冷めた後ブレックファストを取るために昨日のように虫刈りにでかけていた。


 あぁ、うまかった。腹八分目ってとこだな。

 さて、今日何するかを考えるとするか。


 このままダラダラ過ごしたいところだが残念なことに俺は最弱が一度進化したにすぎない存在だ。

そう、つまり何が言いたいのかというと俺は弱いのだ。

 ここは平和な日本とは違い弱肉強食の世界。このままでは大量にいるであろう格上に殺されてしまう。だからぼちぼち強くなる必要がある。


 強くなるにはレベルアップだ。

 レベルが上がったのは卵を食べたときとスライムを倒したときだ。

 ということはおそらくモンスターを討伐するか食事を摂ることで経験値を獲得できるのだろう。

 えっ? じゃあこのまま食事を摂ってぐうたらしてたら良いじゃん!

と、悪魔の囁きが聞こえてきたが、そうはいかない。

 なぜなら、たしかに卵の殻を食べたときレベルが上がった。

しかし、おれは昨日と今日で虫を食べたがステータスを見てもレベルが上がっていないのだ。

 これが意味することは、元々俺の体だった卵の殻はまだしも、虫を食べるだけではあまり経験値が手に入らないため効率が非常に悪いということだ。

 だから方針は、モンスターを倒すということでいいかな。

 

 そういえば昨日川にスライムがいたな。

 進化したおかげで前は苦戦したスライムも比較的簡単に倒せそうだ。

ということで川にレッツゴー!


 






 さあやってきました。

 川には昨日と同じようにスライムが川に点々といる。

 俺は上空にいるのでスライムたちには気づかれていない。

俺はスライムに向かって急降下していき、すれ違いざまにあるスキルを使う。


「ピィ!」(鋭化!)


 ブウウンという風の音とともに俺の左翼が淡い緑色の光に包まれてスライムの核を一閃。

スライムは体の半分と核を切られて水に戻った。

 おれは再び空高くに飛ぶ。


 



 ……うわぁーこの戦法強くね? 戦闘すらさせずに相手を倒すってなんか暗殺者みたいな感じだな。正々堂々のせの字もない。

まあ良いやこの戦い方安全だしな。


 俺は近くの木に止まって少し羽を休めたら再びスライムを倒しに行った。


 ピュン!


 しばらくスライムを狩り続けていたところで、

<レベルがMAXになりました。進化が可能です>

というアナウンスがなった。


ふうー。


 疲れた俺は近くの木に止まる。


 いやぁそれにしてももうレベルMAXか。成長様様だな。

 とにかくどれぐらい能力が上がったかだよな。


ステータスオープン!





個体名:未定

種族:リトルウインドバード

年齢:0

Lv:10/10 (進化可能)

HP:61/61

MP:52/68

攻撃:86

防御:59

俊敏:103

スキル:言語理解、鑑定、成長、魔力感知、魔力操作Lv.極、精密魔力操作Lv.1、飛行Lv.5、くちばしアタックLv.3、鋭化Lv.6

称号:転生者、早すぎる者





おぉ! めちゃくちゃ強くなってる! スキルレベルもいくつか上がっているが、能力の伸びがすごいな。

俊敏とか100超えてるしな! これを見るとますます進化先が楽しみだ


進化可能に意識を向ける。


<進化先を表示しますか?>  YES・NO


YESで!


〜進化先〜〜


ウインドバード Rank D


アサシンウインドバード (変異種)RankC

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