ごきげんよう、こちらの作品にもお邪魔させて頂きました。
独歩の作品は読了していたのですが、その爽やかさを感じさせる(とても明治時代とは思えない)文章は素敵だったのを覚えています。
けれど私が武蔵野という土地を知らず、また私の住まう場所も武蔵野とはかけ離れたような環境ですので、うまくイメージすることが出来ませんでした。
女子大生さん、その目で当時の武蔵野を目の当たりにしたことで、その論文もまったく違う視点で書くことができるでしょうし、逆に言えば愛宕さまの脳裏には、武蔵野の原風景がくっきりと明瞭に浮かんでいるからこその、こんな素敵な描写ができるのでしょうね。
素敵な作品をありがとうございました。
作者からの返信
ごきげんよう、おだ しのぶ 様
コメントありがとうございます!
うまくイメージすることができなかったというのは、それで正解だと思います。あの原風景の世界観ですからね。4,000文字でどうにかしようという方が無理だとも思っております。もちろん、愛宕自身の描写力の足りなさも加味してね☆
かくいう愛宕も、武蔵野の原風景が明瞭に浮かんでいないのです。だって、独歩の文章って堅苦しすぎてイメージしづらいんだもーん(笑)
それでも「素敵」と評していただけて、愛宕は幸せ者です☆
ありがとうございました!
神藤彩乃さん、ナイスガイドです。佐藤さんの卒論も気になりますよね。この不思議な湧水、次も気になる所です。武蔵野の色、音、聞こえて来そうです。文体が心地よくて、羨ましいですよ。本当はどんな巫女装束か、気になる所です。面白かったですよ! これ位しっかりした文体なら、『ぁ』とかで崩れた感じで中和をはかったのかも知れませんが、私だったら、避けますけれども。差し出がましいことでごめんなさい。
作者からの返信
いすみ 静江 様
コメントありがとうございます!
佐藤さんの卒論、上手く加減しないと疑われてしまいますので、彼女のセンスに期待したいところです。巫女装束の姿を描写し忘れてました。これはフェチとして反省せねばなりません。赤袴のところを紺か黒にしようかなとも思いましたが、ちょっと全体的なイメージ像を練り直してみるのも面白いですね。文体のところも含めて☆
ラストまでお付き合いいただき、誠にありがとうございました! ★レビューも嬉しいです!
東久留米の歴史という、地元民でもなかなか踏み込まない内容をあらためて可愛い巫女さんにガイドしていただくのはとても良いものですね!氷川神社でしょうか?
・・・・・・火野レイちゃんが思い浮かんでしまう世代です(^_^;)
この巫女さんに三多摩地区のあちこちをガイドしてもらいたいです!
作者からの返信
葛西 秋 様
コメントありがとうございます!
マーズですねっ! おそらくは同じ世代かと。
仰る通り、モチーフは氷川神社です。さすが、東久留米作品を手掛けた作者さま。こういう巫女さんが音頭を取ってガイドしてくれれば、東久留米の地味な歴史も馴染み深くなるのではないかなぁと、コロンブスの卵的な発想をしてしまいました。歴史が先か、ガイドが先か……うーむ。
ありがとうございます!
なんて素敵なトリップなんでしょう。
柔らかいトーンのはじまりは、まるで愛宕さんから滲み出る優しさのようでもあるのかなあなんて感じました。
ひっそりと口コミで知られる体験というのも唆られるポイントですね。有名で誰もが知っているわけじゃないからこそイイという。
並行の湧水も気になります。
連載希望!是非(*⁰▿⁰*)
作者からの返信
蒼翠琥珀 様
コメントありがとうございます!
彼女のような語り口が好みの愛宕です。どこかにいないかなぁ。
優しさと癒しを求める裏返しでもありますかね(笑)
メディアなんかに出たら大変なことになりますからね。彩乃ちゃんが世間に知られたら、愛宕の癒しが無くなってしまうので口コミだけで運用させております。
並行の湧水編、いつの日か☆
なんといいますか、この巫女さんなら、違う意味で男性リピーター様も多く出そうですね。なんともいえないイマドキでない美しい言葉遣いがまたこの設定によく合っています。さすがMr.愛宕。書く女性の素敵なことよ✨✨
これ、平行世界でもう1作書くだけでなく、交互で連作短編いくらでも書けそうじゃないですか。受賞したらそれで連載、ってのを希望しときます。
作者からの返信
満つる 様
コメントありがとうございます!
そうですね。色々な意味で「一目見よう」と思いたつ男性陣は少なくないかもしれません。愛宕も見てみたいですし(笑)
交互で連作というパターンも面白いですね。1話完結ではなく、一つの世界で7話くらいのボリュームを章立てするのも悪くないかも☆
受賞は……どうかな(笑)?
おお! 東久留米は落合川の湧水!!
東久留米は、市を挙げて、「遊水の街」をアピールしている様ですね。
川遊びも盛んな様子。
何年か前に、河童のお話がアニメにもなりましたね。
その落合川の湧水を舞台にした、少し不思議なメルヘン物語、面白かったです。
南沢ですか。
私が知っているのは八幡町の神社ですが、地形的に、市内には幾ヶ所も湧水がありそうですね。そうですか、南沢が有名なのですね? 今度、行ってみたいです。
そうして、国木田独歩の『武蔵野』、そのもっとも印象的に武蔵野の風景を描写した冒頭部分の引用。私も、独歩が描いたのは、主に玉川上水周辺や小平、田無、立川辺りかと想像しておりましたが、東久留米という事もありそうですね。
1話で完結なのですか?
ぜひ、続きを拝見したいです。
楽しみにしております。
作者からの返信
デリカテッセン38 様
コメントありがとうございます!
おぉ! 「河童のクゥと夏休み」をご存じとは!
八幡町の神社は、三河屋製麺の向かいにある八幡神社でしょうか。あそこは桜の時期が凄いですね。敷地内から見上げたいほどに上部が密集しているスポットだなと感じます。
通説と言いましょうか、あの『武蔵野』の舞台は小平や田無を抜ける玉川上水の流れが一般的ですけど、この辺りは段差も多く小さな川も所々に見かけるので「無し」とは言い切れないものがあるかなと思ってます。
現状は、ここで完結としておりますが、筆が乗ってきたら続きも綴ってみようかと思っております。
ありがとうございました☆
明治の武蔵野の風景が目に浮かぶようで、唸らされました。
そしてタイムトラベルというSF要素も軽やかな筆致で、愛宕さんらしいなあとニヤリとしました。
並行の湧水も大変気になりますね。
素敵な物語をありがとうございました!
作者からの返信
天上 杏 様
コメントありがとうございます!
たまたま国木田独歩の「武蔵野」にあった表現と、当時の東久留米の古地図を眺めていたら、こんな解釈を新たに持った大学生がいても良いかなと思い綴ってみた次第です。コンテストの趣旨がラノベ色のものも募集を始めたことで、タイムトラベルの要素も取り入れてみましたが、前回同様の文学系のみでしたら、どうやって活かそうか悩んでいたことでしょう。
並行の湧水も、いつかどこかで載せてみたいなぁと思っています☆
ありがとうございました!
武蔵野×ライトノベルとはどんなことがあり得るのだろう、と思ったのですが、目から鱗でした!
確かにこれはネットで拡散したら地球規模で大変なことになるので、年長者の判断が正しそう(笑)
『並行の湧水』の方も期待してしまいますが、それは来年かしら。あ、書籍化で続きってこともありますね!
作者からの返信
小余綾香 様
コメントありがとうございます!
新たな取り組みのようでも、やはりラノベ色の強い運営ですので、異世界モノとかが多いのかなと感じております。それらと比べると、どうしてもインパクトは弱いものとなっていますが、綾香さまの中で何かしらのインスピレーションが得られたようでしたら幸いです☆
時代はSNSありきでも、やり方次第でとんでもないことになるので、年長者の判断に従って静々と続けていくのがベターですよね(笑)
『並行の湧水』編は、どっかのタイミングで載せてみたいものです。せっかく二種類の設定を入れたんですものね!
ありがとうございます (*´∇`*)
過去に戻り、その土地の成り行きに想いを馳せる流れに、心が湧水で洗い流されたような気分です。
歳を取ると、よからぬ妄想ばかりしてしまいますからね(笑)
巫女さんがさりげなく来客を選別しているのかも?と思いつつ、二人ではしゃぐ姿に目を細めるしかありませんでした(^-^)
作者からの返信
塾長
コメントありがとうございます!
ほんと、愛宕もよからぬ妄想ばかりが……特に、巫女さんという出で立ちは妄想力を高めてくれますね。赤袴ばんざい!
予約のお客さんは、事前のフォームで入力された内容を加味して選別しています。入力した文章の様子で、その人となりがわかるというAIを超えた特殊能力も持っている設定でございます☆
えっ、これで完結なのですか? もっともっと、他のお客様のガイドもして欲しい! 字数制限があるので仕方ないのは承知しておりますが、続きを読みたいです!
瑞々しく濃い緑と土の匂いが立ち昇ってきそうな、素敵な風景描写でした。
ところで、スマホで撮った写真はそのまま現代へ持ち帰れるのでしょうか。そこからまた、妄想の翼が……教えて巫女さん!
作者からの返信
霧野 様
コメントありがとうございます!
さすがは霧野さま。良い質問でございます。過去へ遡った景色を撮影したものは、現代に戻っても見ることが可能です。スマホやデジカメという媒体に、目の前の景色を収めただけという考え方で納得していただければ幸いです。ただ、今回の場合は卒論の資料としてそのまま使えるか……となると難しいかもしれませんね。なぜなら、過去に遡って見てきたところで、それが本物と立証するには難しいかと思われます。写真に収めたところで「加工したのでは?」と疑う方々の方が多いでしょうから。ですので、佐藤さんには帰り際に「あくまでも見てきたものは参考程度に」と念を押しておきました。あとは、佐藤さんの文章力次第ですね☆
ガイドの続きは……またのお楽しみということで♡
彩乃さんのほんわかした語り口がいいですね。
過去と並行、今回は卒論のためということで動機がはっきりしていましたが、もし興味だけで体験するなら、私はだんぜん並行世界希望です!
武蔵野文学賞2作目、こちらも楽しませていただきました。
作者からの返信
さーや姉さま
コメントありがとうございます!
姉さまは並行の湧水をご所望ですね。かしこまりました。他の予約を全てスライドさせて、トッププライオリティで準備させていただきます。ご利用される前に、ちょっとしたお約束事もございますが、姉さまでしたら問題なく守っていただけることでしょう。あ、一つだけ先に申し上げておくことがあります。もう一つの世界では、姉さまも可愛がられている猫ちゃんたちがホワイトタイガーになっていることをご了承ください。全て飼ってらっしゃる猫ちゃんたちの年齢に比例した成長ぶりを遂げております。チャオチュールは不要ですので、持っていくものリストからは外しておいて下さいませね☆
楽しんでいただき、誠にありがとうございます!
まさか私以外に国木田独歩「武蔵野」を引用する方がいたなんて……しかも4,000字ジャスト……。
おっと失礼、心の声が漏れてしまいました(笑)
さて、東久留米シリーズですね。
それに、今度はライトノベル!?
愛宕さんの引き出しはどんだけ広いんですか!?
しかしお住まいかどうかは問いませんが、詳細なリサーチと情報の下、まさに湧水のようにこんこんとつづられていく文章は見事の一言です。
ここで独歩の「武蔵野」と絡めるところの、憎いこと、憎いこと(笑)
まんじゅう美味しそうだし。
ちなみに私は、やはり元弘三年の新田義貞の鎌倉攻めが見たいものです。
面白かったです。
ではではノシ
作者からの返信
四谷軒 様
コメントありがとうございます!
武蔵野と言えば『武蔵野』ですね。小手指の描写も入れようかと思っておりましたが、文学好きの大学生を引っ張り出してみたので戦いの場は外してみた次第です。個人的には戦場ヶ原などというワードを見てしまったら、北条綱成の川越夜戦などで胸を熱くしてしまいますけど。
作中の舞台は徒歩圏内ですので、調査とはプラスアルファの地の利を使っています。柳久保まんじゅう、美味しいですよん☆
足利、新田、楠木の活躍した時代は愛宕も興味を持っております。四谷軒さんの歴史作品も、どれも胸を熱くさせるものばかりで面白かったです☆
ありがとうございました!
面白い設定を用いて武蔵野の歴史や地形に関する説明をしている所にひき込まれました。現代の武蔵野の状態から過去をひもとくのではなく、タイムトリップして明治期の武蔵野を見せるというのが上手いですね。
武蔵野と言えば台地と湧き水ですね。湧き水は神聖な存在ですし、巫女さんは責任重大ですが、時代の波に飲まれず守っていってほしいですね。
作者からの返信
Youlife 様
コメントありがとうございます!
ライトノベルのジャンルということで、こういった展開もありかなと思い綴ってみました。ライトノベルの概念をイマイチわかってない愛宕ですが、これはこれでアリかなと☆
清流の近くには人が集まり、そこに依代となる神社があるというのが昔からの営みでもありますね。時代の波で消えゆくところも出てきてますが、伝統と伝承はできる限り継がれていって欲しいものですなぁ。
そう、まさにケヤキの彼らのように☆
愛宕平九郎様
私も「過去の湧水」と「並行の湧水」、どちらも行ってみたいです(#^.^#)
物凄く興味ある! おいくらでしょうか?(笑)
巫女、彩乃さんのお上品な語り口で武蔵野の今昔が丁寧に語られて、とても心地の良いガイドでした。
前作もそうでしたが、ぴったり4000字もお見事です✨
作者からの返信
☆涼月☆ 様
コメントありがとうございます!
湧水ガイドの初穂料は、それぞれの湧水で5,500円(税込)でございます。厄落としや御祈祷よりもお手頃な価格で提供しております。色々と制約やお願いなどのご協力をいただきたいこともございますので。
実はもう一つ裏湧水というメニューもございます。それは「異世界の湧水」と言いまして、鳥居をくぐったらランダムで色々な異世界へとお連れすることができます。こちらは行ったら帰ってこれないこともございますので、今の世に未練の無い方が条件となっております。(彩乃)
由緒ある湧き水に宿る不思議な力と、それを役に立てているしっかりちゃっかりした巫女。とても魅力的な設定だと思います。
前回のコンテストのときもそうでしたが、相変わらずローカルな情報の量・質が良く、描写も丁寧で美しい自然をありありと想起できました。
あとやはり、ですます調の女性語りいいなあって。趣味嗜好に刺さりました、ええ。
作者からの返信
君塚つみき 様
コメントありがとうございます!
こちらにまでお越しいただき、誠にありがとうございます!
現代っ子っぽく、しっかりちゃっかりとしたキャラで進めてみました。こうして思えば、愛宕って巫女が好きなんだなと(笑) しかも、ですます調しか勝たんという(笑)
こちらではコンテストのイメージに沿った感じで綴ってみたので、ローカルな情報を盛り込んでしまいましたが、水石さんとのタッグを組ませるのであれば、もっと「ちゃっかり」ぶりを強調させてみたかなと、ええ☆