第7話:星空の下で
親は新聞配達員である。
朝4時には起きて配達に出かける。
帰ってからは寝ている。
そんな大変な仕事をしている親だ。
現在自分は無職である。
そのせいか親との関係もこじれていったのである。
2ヶ月ぐらいでストーリー物の小説を2つ書いた。
その頃からだろうか。自立を考え始めるようになったのは。
私はハローワークに通っていたが、面接を受けても落ちてばっかりだった。
専門学校中退はだてではない。
それと同時期に考えている事があった。
それは小説を売り込んでみようと思ったことである。
投稿は親の力を借りないでやってみようと思った。
新聞社にメールでその2つを投稿した。
その結果を待っている中、とある一つのメールが来た。
いちごさんからだ。
そのメールは一言「元気ですか?」と書いてあった。
お前はいのきかとじゃれつつ笑顔になった。
私は結構細かな現在の状況を書いて送った。
その後のいちごさんからのメールである。
『いつも通りのメールでよかったです(笑)
私はいのきじゃないですよ(笑)
あれから2年経ちました。
長いようで短い2年でした。
そこで短歌を。
『春を待ち 行く先告げず 行く君は こよいも待ちて いと悲しき』
広樹さんとはウッキーさんとが2人で会わなくなった頃から一度も会ってません。
お願いがあります。
あの場所で会ってくれませんか?
合言葉は『星空の下で』
日にちは3日後。
それでは、星空が見えたら会いましょう。 』
その場所は心当たりがあった。
以前、どこが一番綺麗な星空が見えたかと言う話になった事がある。
私が思ったのは北海道の函館の函館山の星空と言った。
彼女も行った事があるらしく同じ意見だった。
そこしかない、私は思った。
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