第158話158「実戦!魔力制御誘導(マナ・リーディング)」
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第7回カクヨムWeb小説コンテスト】中間選考突破しました。
ひゃっほい!
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「異世界ハズレモノ英雄譚〜無能ステータスと言われた俺が、ざまぁ見せつけながらのし上がっていくってよ!〜」
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「というわけで、早速始めたいと思います⋯⋯」
そう言って、俺は三人を並んで立たせた。
「ちょ!? カイト! 本当にここでやって大丈夫なの!」
レコが直前に不安な様子で声を掛けてくる。
「ああ。俺がやるのはあくまで三人の体内魔力を制御するだけだから問題ないぞ」
そう言って、俺はレコが諭すと、
「ふぉふぉふぉ⋯⋯レコ君、大丈夫じゃ。何かあったらワシがすぐに止めるから問題ない」
学園長が
「学園長は、ただカイトの魔法が見たいだけでしょ!」
おお! レコもわかってらっしゃる。
「てへぺろ」
「「⋯⋯っ?!(イラっ!!!!!)」」
まさかの学園長の『
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「よし、じゃあ本当にいくぞ」
「お、おお! 来いっ!」
「カイト様⋯⋯優し⋯⋯く⋯⋯お願いし⋯⋯ます」
「カイト様の⋯⋯思うがままに。⋯⋯よしなに」
ドレイク・ガリウス、リリアナ・ハルカラニ、サラ・ウィンバードの三人が各々の言葉を紡ぐ。そして、
「闇属性上級魔法⋯⋯『
バシュッ!!!!
カイトが三人に向かって手を延ばし、『
「「「⋯⋯こ、これはっ!????」」」
三人がカイトの『
「な、何⋯⋯だ? か、体の中で⋯⋯魔力が⋯⋯一点に集まっていく」
「え? え? 中の魔力が⋯⋯勝手に⋯⋯」
「⋯⋯くぅん?! こ、この魔力の制御を⋯⋯カイト様が⋯⋯すご⋯⋯い⋯⋯にゃ⋯⋯」
三人は体内魔力が俺の制御下にある感覚に戸惑いの反応を見せるも、俺はそんな三人の反応を特に気にすることなくどんどん話を進めていく。⋯⋯あと、サラがちょっと『艶っぽい声』を出したことに動揺した俺だったが、それは「『童貞』であろうがなかろうが、男なら誰でも反応するものだ!」と自分を励まして何とか理性を保った。
「⋯⋯ふー。今、ちょうど三人の魔力を『
「「「⋯⋯っ!?????」」」
ブワァァァァ!!!!!!
——瞬間、三人の体から魔力が放出された。
「うおっ?! な、なんだ、今の魔力の膨張はっ!!」
「す、すごい! 三人の魔力量が一瞬で上がって⋯⋯っ!!」
「ふぉっ!? 三人の魔力が一気に膨らみおった⋯⋯。カイト君は本当に今、三人の体内魔力を制御しているのは間違いないようじゃな。⋯⋯まったく信じられん」
ウキョウ、レイア、学園長が三人の魔力量の増大に驚く。特に、学園長においてはカイトの『
「これが、俺の⋯⋯『カイト式魔力コントロール』の魔力循環の
「な、なるほど。これが⋯⋯体内で魔力を循環させる⋯⋯ということか」
「あ、あの『マンガ』?⋯⋯もわかりやすかったけど、この⋯⋯カイト様が直接体内魔力を動かして体験させてくれているこのやり方ならすぐに理解できますわっ!!」
「カ、カイト様が、私の中で、ブリンブリン魔力をこねくり回していると思ったら、私⋯⋯はあはあ⋯⋯私は⋯⋯はあはあ⋯⋯」
三人とも、どうやら『カイト式魔力コントロール』のイメージがほぼ完全に理解できたようだ。⋯⋯あ、いや、
——30分後
「す、すごい。あの『マンガ』というものだけでもイメージはしやすかったが、それ以上に、この『
「わ、私も⋯⋯まさか、こんなあっさり魔力循環が習得できるとは思いませんでした。さすが、カイト様です。本当に! 本当にすごいです⋯⋯カイト様!」
「ビックリですにゃ! こんなすぐに習得できるとは思わなかったですにゃ! あと、カイト様の『
どうやら、三人とも各々が『カイト式魔力コントロール』の
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「カイト君⋯⋯どうじゃ、この三人は?」
「はい。三日⋯⋯いや二日もあれば『カイト式魔力コントロール』に慣れると思います」
「ふぉふぉふぉ。ならば、三日後に『クラリオン学園騎士団』⋯⋯
「「「「「はいっ!!!!」」」」」
「では、ドレイク君、リリアナ君、サラ君ら三人は『洗脳魔法無効化班』に加わり、ガス君、ディーノ君、カート君は『魔法使役者検挙班』であるワシのところじゃ」
「「「はっ!!!!」」」
三日後——『クラリオン王国転覆』を謀る者たちへの『一掃作戦』が始まった。
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【一掃作戦/スターティングメンバー】
『洗脳魔法無効化班』
・カイト・シュタイナー
・レイア・クラリオン
・イグナス・カスティーノ
・ザック・カーマイン
・ドレイク・ガリウス
・リリアナ・ハルカラニ
・サラ・ウィンバード
『魔法使役者検挙班』
・学園長
・アルフレッド・ヴェントレー
・ケビン・カスティーノ
・ゼノ・アマルフィ
・レコ・キャスヴェリー
・リュウメイ・ヤマト
・ウキョウ・ヤガミ
・ガス・ジャガー
・ディーノ・バレンチノ
・カート・マロン
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