第151話151「ミッション:A級ダンジョンで高純度魔石を採取せよ!〜その1〜」
【告知】
第7回カクヨムWeb小説コンテスト】中間選考突破しました。
ひゃっほい!
【新作はじめました】
「異世界ハズレモノ英雄譚〜無能ステータスと言われた俺が、ざまぁ見せつけながらのし上がっていくってよ!〜」
https://kakuyomu.jp/works/16816927861126765264
********************
ということで、俺は早速『
「うむ。まったく問題ないぞ」
一発快諾。
「ていうか、それワシも参加するぞ」
それどころか『
次に、その足でちょうど今、魔法の授業をしているAクラスの教室へと向かった。
「よっ! みんな!」
「「「「「カ、カイトっ! 学園長までっ!!」」」」」
俺が学園長と一緒に教室に入ってきたことで騒然となるが、ま⋯⋯無視して、『クラリオン学園騎士団』の皆さんに『ミッション』を伝えた。
「えー⋯⋯コホン。これより、みんなで『A級ダンジョン』に魔石を取りに行くことが決まりました。ですので、すぐに準備をしてくださーい!」
「「「「「は?⋯⋯⋯⋯はぁぁあぁぁあぁぁあぁぁぁぁぁぁ〜〜〜っ!!!!!!?」」」」」
「うむ。カイト君の言う通りじゃ。皆の者⋯⋯⋯⋯
「「「「「っ?! は、はひぃぃぃ〜〜〜〜!!!!」」」」」
うーむ、さすが学園長⋯⋯まさに『鶴の一声』。
「ちょっ!? カ、カイト! それに学園長まで⋯⋯っ!? 突然、何なんですかっ!!」
「お、レコ? おひさ!」
「『おひさ!』⋯⋯じゃないわよ! 何なの、いきなり!」
「いや、実はな⋯⋯」
ということで、みんなにも聞こえるように『今回、魔道具作りで高純度魔石が必要になりました』と
「事情はわかったわ。わかったけど⋯⋯あんた急過ぎでしょ?! 今、授業中なのよっ!!」
「いや、そこはさ⋯⋯『クラリオン学園騎士団の任務優先』ということで」
「⋯⋯何か、あんた学園騎士団を
「失敬な。そんなわけないじゃないか。すべては王国に蠢く『陰謀』を防ぐためだー(棒)」
「⋯⋯⋯⋯はぁ」
どうやら、レコに『俺の想い』が
ちなみに、現状『カイト式魔力コントロール』をまだ習得できていない生徒がいるとのことだったので、その生徒らは今回の魔石採取には行かせないつもりだった⋯⋯⋯⋯のだが、
「カイト、頼む! 俺も行かせてくれ!」
「カイト様、お願いします! 私も連れて行ってくださいませ!」
「カイト様、お願いにゃん! 連れてってくださいにゃ〜!」
ちなみに、まだ習得できていない生徒というのは⋯⋯⋯⋯『ドレイク・ガリウス』『リリアナ・ハルカラニ』『サラ・ウィンバード』の御三方。
まあ、未習得の三人以外は自己鍛錬していたのだろう⋯⋯魔力が一週間前よりも増大しているのがすぐにわかった。しかも今回は学園長も上級魔法士のレコも帯同する。⋯⋯これなら三人も一緒に連れて行っても問題ないだろうと判断。
かくして、
********************
——A級ダンジョン『A25』/入口
「これが⋯⋯⋯⋯『A級ダンジョン』」
俺たちは学園から馬車で移動し、丸一日かけてA級ダンジョンへとやってきた。
「⋯⋯『A25』か。これなら
「ん? どういうことだ、レコ?」
「『ダンジョン名』は、ダンジョンの脅威度を示す『ダンジョンランク』と『階層数』で命名されているの。だから『ダンジョン名』がわかれば、どれくらいの『難易度』かがわかるわ。⋯⋯例えば、今回入るダンジョンで言えば『A級ランク』で『25階層』ってことになるわよね?」
「ああ⋯⋯」
「⋯⋯で、『ダンジョン』っていうのは『階層が深ければ深い』ほど『ダンジョンの脅威度が増す』ことになるの。だから、同じ『ダンジョンランク』でも『階層数』で脅威度は変わるわけ。⋯⋯ちなみに、ダンジョンの平均階層数は『30』だから、今回入るダンジョンは『A級ダンジョン』の中では『
「ほほ〜⋯⋯なるほど。だから、レコはさっきダンジョン名を見て『
「そゆこと」
なるほど⋯⋯。たしかに、ダンジョンの脅威度に差があるのなら低いほうが良いに越したことはないからな。
「ちなみに『ダンジョン名』がついているダンジョンは『踏破済み』ということ。で、『未踏破ダンジョン』の場合は『名無しダンジョン』と呼んでいるわ。ちなみに『未踏破ダンジョン』に挑む時は、必ず冒険者ギルドでダンジョン情報をもらってから入るって感じね」
「ふ〜ん、『未踏破ダンジョン』⋯⋯ね」
今後、『未踏破ダンジョン攻略』も面白いかもな(デュフフ)。
「カイト!」
「あ、レイア⋯⋯⋯⋯団長」
「団長はやめろ! それなら私だって言うぞ⋯⋯『カイト
「ごめんなさい」
「ハハハ、冗談だ。それにしても、カイトはいつでも急だな」
「す、すみません」
「いや、責めてるわけじゃない。私も君みたいに強くなりたい⋯⋯そして、その願いは『カイト式魔力コントロール』を習得して前進した。そして、ちょうど今の自分の強さを
「な、なるほど⋯⋯」
レイアは鼻息を荒らげながら満面の笑みでそう言った。⋯⋯楽しそうで何よりだが、ちょっと怖い。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます