幕間.1
昨日の夜、いや厳密には今日か。公園を散歩していたら、ある人に出会った。最初は寝てるのかと思った。というよりも、あんな時間に出ているものだから、不良だと思ってしまった。話しかけてみたら、普通に話せて楽しかったんだよな。
髪が長く肩よりも少し下にかかるぐらいの黒髪で、髪だけでなくその人自体がきれいでかわいいいと思った。スタイルもそれなりによい美人。そんな人がなぜ夜に公園にいるのだろうか?まぁ、考えても仕方ないし、自分が人のことを言えない。ぼくはそんなことをベッドの上で考えていた。
また会えるかなと思いながら、次に行く時が楽しみになる。
お姉さんは初めて会ったような反応をしていたけど、前からぼくはお姉さんのことを知っている。ぼくも前から公園を散歩しているのだから、知っていてもおかしくはない。あと、お姉さんは覚えてないだろけど、会ったこともあるんだよなぁ。いつか教えてみよう。きっと驚くと思う。といっても、名前を教えたら気づくだろうか。いやきっと気づかないだろうな。完璧そうに見えて、多分ぬけてるところがありそうだし。そんなことを考えていると自然とほほがゆるくなる。
機会があれば、全部伝えなくちゃ。いつか――
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