第9話 恋バナ


平穏な日々が続いていた頃


クラスの友達と恋バナをする事になった。



みんなが

「〇〇くんカッコイイよね!」

「実は〇〇くんと付き合ってるんだ~」

「あの人彼女いるかな?」


なーんて盛り上がっていた


が、わたしは聞いてるだけだっだ。



そう、わたしは彼氏おろか好きな人すら出来たことがない


だから、特に話すことがない


あまりにも私が何も話さないため


話の矛先が私に向いてきた


友「アオは彼氏とかいないのー?」


『あー、彼氏いたことない!』



「「え?!」」


私が彼氏いた事ないと発言すると

数名が「いやいや、絶対ウソだ~」みたいな反応しやがった


失礼なやつらめ


仕舞いには 「元彼沢山いそう」


なんて言い出す人もいた



お前らの中の私のイメージどうなってんだよ


と思いながら、いないわ!とツッコミを入れた



すると、

え~色んな人と仲良いしコミュ力高いから

絶対彼氏いると思ってた~~


と言われたのだ



ハハハ、

コミュ力があるからと言って彼氏がいるわけではないのだよ。



だが、元彼が多そうなんてイメージは

軽い女みたいで中々嫌だった



私だって、彼氏はいたことないが

告白はされたことがある。



まあ、友達にしか思えなくて振ったが。


わたしは好きな人じゃないと付き合えない


じゃないと相手にも失礼だと思うから


そう思い続けて 年齢=彼氏いない歴 のザマだ




それに、、男の人には少しトラウマがある。


別に友達として接する分には問題ない


けど、それ以上の関係になるのは少し抵抗がある




まあ、そんな話ベラベラ人に話すもんでもないからな




あとはテキトーにみんなの話を聞きながら

皆すげーなーなんて他人事のように思っていた



そして事件は起こった。

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