第7話 好きな人

始まりは一通のメッセージだった


「ねえ!侑くんって好きな子いる?」


隣のクラスの子(友1)からのメッセージだった


覚えているだろうか


侑くんとはサッカー部のイケメンである


私は何も知らなかったので

『え、知らん!!!』

『自分で聞きなよ~~』と返した


すると

「え、アオ知らないの?」

「侑くん女の子と全く話さないよ」



いやいやいや、そんな訳ないやん


今日もあいつからメッセージ来てるし

廊下ですれ違ったら普通に話しかけてくるし


全くこいつらは何を言っているんだ


そう思いながら話は一旦終わった



そして次の日、またメッセージが来た


「ねえ!!侑くん好きな子いるってよ!」


『へ~そうなんだ!』


人の恋沙汰に微塵も興味が無かったわたしは

かなりどうでも良かった が、



送られてきたスクショを見て、絶句した



※友2は友1の友です

友2「侑くん好きな子いるか聞いたの」

「好きな子いるんだって」

「諦めようかな、、」


友1「え、まじ?でも侑くん女の子と話さない?」


友2「だよね、、他校の子かな?」


友1「あ、でも侑くんアオと仲良いよ!」

「え、侑くんの好きな子アオじゃない?」



そんな会話が繰り広げられていた


いやいやいや、私なわけないだろ

なぜそうなる友1、、お前戦犯じゃねーか


まあ、実際侑ちゃんが私を好きなことはありえないので

対して気にはしてなかった



だがしかし、女のお喋りは怖いのである


次の日学校に行くと

私と侑ちゃんが付き合ってるのでは?

と噂になっていた


うそーん、話し盛られてない????



女子の目が痛い!!!!!!


行く先々で、付き合ってる?好きなの?って


うるさいわ!!!



第1、、部員と付き合うわけないだろ


と盛大に思っているが伝わるわけが無い


そして、当のあいつからメッセージが来た



侑「俺らって付き合ってたっけ?(笑)」


『付き合ってないわ!』


侑「だよね(笑)なんか今日めっちゃ聞かれるんだけど」


ああ、こんな私と変な噂流されてすまん、、

もっと可愛い子と噂されたいよな、そうだよな



と自己完結し


わたしはふと思いついた、この状況を打破する解決策を

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