大怪盗からコソ泥に転落し、過去の栄光を公園で語るまでに落ちぶれてしまったおじさん。そんな彼が盗みに入った家で、一癖も二癖もある双子の少女と邂逅する――その組み合わせは実に魅力的。

　どこか諦めきったようなくたびれたおじさんと、今を生きる少女の対比だとか。
　普通に盗みに入ってるのにおじさんが妙なところで少女に甘かったりするもんで、敵対しているのに少女も妙な部分でおじさんを信頼していたり、危なっかしくも逆に安心感ある関係性がこう、良いですね。

　なので、おっさんと少女だったり、そういう凸凹な関係が好き！って人には是非おすすめです。